[2] [DFN[閏月]]は、1[[年]]の[[月]]数が通常と異なる際に挿れる[[月]]です。

* 閏月を用いる暦

[3] 
[FIG(short list)[
- [[中国式太陰太陽暦]]
]FIG]

* 改暦に伴う閏月

[8] [[明治改暦]]では、当初12月を実施せずに翌年1月に移行することが計画されました。
(ただし12月の一部が11月に編入される予定でしたから、純粋な負閏月とはいえないかもしれません。)

* 閏年

[11] 
[[閏月]]を挿入する[[年]]を、
[[閏年]]と呼ぶことがあります。

[12] 
[[グレゴリオ暦]]が普及した現在の世界で、
断り無く[[閏年]]というと[[グレゴリオ閏年]]を指します。
[[グレゴリオ暦]]には[[閏月]]がありません。
本項の[[閏年]]とは異なります。

[18] 
関連:
[[𫔚年]]

* 慣習

[13] 
[[正倉院文書]]に、
「多心經 七百六十八巻書寫 天平十八年」 (大日本古書八巻三七〇頁)、
「多心經 七百六十八巻書寫 天平二十一年」 (大日本古書九巻三七八頁)
とありました。
この両年は、
[CITE[三正綜覧]]
によると[[閏月]]があって
1年は384日で、
768巻はその2倍に当たります。
[[正倉院文書]]によると1巻は[[天皇]]のため、
1巻は[[皇后]]のために奉写したものでした。
当時[[閏年]]には悪い噂があり、
この書写はその安泰を願ってなされたものとみられます。
[SRC[>>14 pp.33-35, >>95 p.191]]




[REFS[
- [94] [CITE[[[佛敎考古學論攷]] 三 經典編]]
-- [14] [CITE[奈良時代の寫經に就いて]], pp.27-52, 初出昭和一五年二月
-- [95] [CITE[般若心經の遺品]], pp. 185-208, 初出昭和四八年一月
]REFS]



* メモ

[7] [[グレゴリオ暦]]には[[閏月]]はありません。

[1] [CITE@en[RFC 7529 - Non-Gregorian Recurrence Rules in the Internet Calendaring and Scheduling Core Object Specification (iCalendar)]]
( ([TIME[2016-06-19 08:27:48 +09:00]]))
<https://tools.ietf.org/html/rfc7529#section-4.2>
]FIGCAPTION]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[4] [CITE@ja[沖縄のお墓は「ユンヂチ」に建てる。その理由とは]]
([TIME[2017-07-11 09:14:06 +09:00]])
<https://oki-memorial.org/column/whatyunditi0128>
]FIGCAPTION]

> 旧暦と新暦の日数の調整のために、約33ヶ月に一度設けられる「余分な月」が、「閏月(ユンヂチ)」。
>  
> ・ ユンヂチがある年の旧暦は13ヶ月となる訳です。昔ながらの解釈では、その余分な月をユンヂチとしますが、今では閏月がある年自体を、ユンヂチと呼んでいます。

]FIG]


[5] [CITE@ja[【マンガ】かつて“13月”が存在した理由 - ねとらぼ]]
([TIME[2018-05-29 11:45:38 +09:00]])
<http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1805/25/news137.html>

[6] [[日本の暦]]の解説記事で本文はまともなのに、
なぜか「13月」なる[[月]]が存在したかのような[[釣りタイトル]]。
アクセス数稼ぎの悪質なタイトル付けだろうか。

[9] [CITE@ja[佐藤賢一先生による「閏月」解説 - Togetter]]
([TIME[2018-08-17 02:46:11 +09:00]])
<https://togetter.com/li/265468>

[10] 
[CITE[古事類苑]], [CSECTION[歳時部一]], [CSECTION[歳時總載上]], [CSECTION[月]], [CSECTION[閏月]], [TIME[2014-08-09 23:53:50 +09:00]] <http://base1.nijl.ac.jp/~kojiruien/saijibu/frame/f000036.html>, 第 1 巻 36 頁

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[15] [CITE@ja[「十二書き」「焼頭」 諏訪市博物館に展示 – Nagano Nippo Web]]
([TIME[2021-02-04T01:39:57.000Z]])
<http://www.nagano-np.co.jp/articles/73353>
]FIGCAPTION]

> 十二書きは鬼の目とも言い、まきを一尺二寸ほどに切って縦に二つに割る。火を消した後に残る「消し炭」で、旧暦でうるう年は12本、平年は13本の線をそれぞれ書き、節分の夜に玄関や土蔵の入り口などに飾る。すると、家に入ろうとした鬼が「(旧暦だと)うるう年は13カ月なのにおかしい」と何度も数えているうちに夜が明け、中に入ってこないとされる。

]FIG]

[16] 
鬼さん暦に結構敏感なんなw
[CITE[鬼滅の刃]]でも年号が変わってるーって怒ってるしw


[17] [CITE@ja[神奈川大学 学術機関リポジトリ]], [TIME[2024-02-17T14:57:07.000Z]] <https://kanagawa-u.repo.nii.ac.jp/records/14171>
#page=52

後十月

