[13] 
[DFN[[CITE[日本語組版処理の要件]]]]
は、
[[現代日本]]の[[組版]]の一般的手法をまとめた文書です。

* 仕様書

[15] 
[[日本語]]版と[[英語]]版があります。
[[日本語]]の方は専門用語と [[JIS]] っぽい語法のコンボでネイティブの[[日本人]]でも意味が取り難い箇所がないでもないこと、
よく読み比べると日英で微妙にニュアンスが違っている箇所もあることから、
対訳になっている [[ED]]
版を読むのが便利です。


[REFS[
- [12] [CITE@en[Requirements for Japanese Text Layout [[日本語組版処理の要件]](日本語版)]], [TIME[2020-09-16 08:08:39 +09:00]] <https://w3c.github.io/jlreq/>
]REFS]


* 内容

[FIG(short list)[ [37] 主なカバー範囲
- [[横組]], [[縦組]]
- [[ルビ]]
- [[縦中横]]
]FIG]


* JIS X 4051 との関係

[14] 
同趣旨の[[規格]]である [[JIS X 4051]]
の関係者らが携わっており、
内容は酷似しています。
両文書の性質の違いから、
こちらの方が説明は丁寧ですが、
詳細は [[JIS X 4051]]
を見よとしている項目も多いです。
また
[[JIS X 4051]]
にあってこちらにない項目もあります。
結局両方読み比べないといけないというのは不満点でしょうか。


;; [38] 本文書の趣旨を考えれば [[JIS X 4051]] を見ないでも完全にわかるようにしてほしいですがね。。。

* 背景

[31] 
[[日本]]の出版関係者が日本で販売されている一般書籍用の[[組版]]の要求を
[[W3C]]
等に提示するために作られているようです。

[32] 
[[CSS]] や [[EPUB]] の開発で参照されているようです。

[33] 
「日本語組版」の要件と称していますが、
旧来の一般書籍の慣習を文書化したもので、
「日本語」の表現全般をカバーしているものではないことに注意は必要です。

[34] 
言うまでもなく[[書籍]]と [[Web]] は違う[[媒体]]で、
技術的性質も利用のされ方も違っています。
本文書の要件が満たされれば [[Web技術]]として[[日本語]]を十分よく扱えるようになるかどうかは、
また別の話となります。

[35] 
本文書は出版業界の利害関係から出てきたもので、
[[日本語]]の表現全般を実態調査、用例収集などしたものではないですから、
本文書をもって[[日本語]]の現在の慣習をすべてわかったような気にならないようにご注意を。

[36] 
一般の書籍の慣習を記述できているのかどうかもよくわからない。
記述の根拠が明らかなところもあれば明らかでないところもある。
[[JIS X 4051]] を引きずっているのか記述的ではなく規範的な面が見え隠れしていて、
どこまでが業界慣習でどこからが著者の考えなのかにも注意して読みたい。

* 応用

[39] 
[[CSS]] のいくつかの[[仕様書]]が [[JLREQ]] を参照しています。

[40] 
[CITE[HTML Standard]] が[[日本語]]の[[ルビ]]について [[JLREQ]]
を参照しています。
[[参考]]ではなく[[規定]]として[[参照][引用文献]]されていますが、
「日本語のルビについて」「日本語のルビのレンダリングについて」
参照されていて、具体的に [[HTML]] において何をどう処理するべきなのかは明らかではありません。

[41] 
[[OpenType]] の [CODE[GPOS]] や [CODE[GSUB]] のいくつかの[[機能][フォント機能]]が
[[JLREQ]] (や他の言語の [[Layout Requirements]] シリーズ)
を参照しています。
ただし [[JLREQ]] の実装は云々という形になっていて、
具体的にいつどう処理するべきなのかは必ずしも明確になっていないところもあります。
[SEE[ [[chws]] ]]

* 他の言語

[SEE[ [[Layout Requirements]] ]]

* 歴史

[22] [SRC[>>23]]

>その成果を発表したのが、2005年4月にベルリンで開かれたUnicodeカンファレンスだ
[SNIP[]]
そこに偶然居合わせた小林龍生(当時ジャストシステム)
[SNIP[]]
>fantasaiの反問にうまく回答できなかった小林は、日本語組版ルールを日本人以外にも理解してもらうために、日本語と英語の両方で明文化する必要を痛感する。日本に帰った彼は各方面を奔走して開発チーム “JLTF”(Japanese Language Task Force)を立ち上げ、2008年に “Requirements for Japanese Text Layout”[17] (日本語組版処理の要件、以下JLReqと略)として、草案を発表するところまで漕ぎ着ける。

;; [24] [[fantasai]] の発表とは [[UTN #22]] のこと。

[REFS[
- [23] [CITE@ja[私のゴールは世界中の言語でCSSを使えるようにすること EPUB3で縦書きを実現した、[[fantasai]](エリカ・エテマッド)に聞く]], [TIME[2020-10-29T09:34:22.000Z]] <https://www.aplab.jp/fantasai>
]REFS]

[21] [SRC[>>16]]

>JAGATでは、関連業界のエキスパートと検討をおこない、2006年4月に「縦組スタイルシート作業部会」を発足した。

- [1]
[CITE[日本語スタイルシート技術の検討]] ([TIME[2007-06-10 00:20:27 +09:00]] 版) <http://www.jagat.or.jp/story_memo_view.asp?StoryID=10805>
([[名無しさん]] [WEAK[2007-06-09 15:36:47 +00:00]])
-- 移転確認 [TIME[2020-10-27T12:16:29.000Z]]
-- [16] [CITE[日本語スタイルシート技術(スタイルシート作業部会 報告)]], 
2007.5,
[TIME[2016-06-10T05:38:56.000Z]], [TIME[2020-10-27T12:15:48.484Z]] <https://www.jagat.or.jp/past_archives/story/10805.html>
-- [17] [CITE[日本語スタイルシート技術の検討]], [TIME[2020-10-27T12:17:33.000Z]], [TIME[2007-06-08T10:34:20.375Z]] <https://web.archive.org/web/20070608103409/http://www.jagat.or.jp/story_memo_view.asp?StoryID=10805>

[18] 肝心の検討結果資料が [[Internet Archive]] にも残っていない...
[TIME[2020-10-27T12:18:55.800Z]]

[19] [CITE[JustSystems-Japanese_Document_Layout.pdf]], [TIME[2006-10-18T08:12:29.000Z]], [TIME[2020-10-27T12:27:45.229Z]] <https://www.w3.org/Style/XSL/2006-Workshop/JustSystems-Japanese_Document_Layout.pdf>

[20] [CITE[Presentation-20070219.pdf]], [TIME[2015-05-29T04:01:44.000Z]], [TIME[2020-10-27T12:30:19.173Z]] <https://www.antenna.co.jp/ml/back/Presentation-20070219.pdf>

[2]
[CITE@en['''['''CSSWG''']''' Resolutions Beijing F2F 2007-09-10 Morning]] ([[fantasai]] 著, [CODE[2007-09-13 15:47:44 +09:00]] 版) <http://lists.w3.org/Archives/Public/www-style/2007Sep/0089.html>
([[名無しさん]])

[3]
[CITE@en[Japanese Layout '''['''Unofficial CSS Working Group Wiki''']''']] ([CODE[2007-10-21 15:06:06 +09:00]] 版) <http://csswg.inkedblade.net/ideas/japanese-layout>
([[名無しさん]])

[4]
[CITE@en[Japanese Layout Task Force]] ([CODE[2008-02-21 09:34:08 +09:00]] 版) <http://www.w3.org/2007/02/japanese-layout/Overview.html>
([[名無しさん]])

[5]
[CITE@en[Requirements of Japanese Text Layout]] ([CODE[2008-04-08 22:14:38 +09:00]] 版) <http://www.w3.org/TR/2008/WD-jlreq-20080411/>
([[名無しさん]])

[6]
[CITE@ja[日本語組版処理の要件(日本語版)]] ([CODE[2008-04-08 22:14:42 +09:00]] 版) <http://www.w3.org/TR/2008/WD-jlreq-20080411/ja/>
([[名無しさん]])

[7]
>>6 ひどい日本語だな。。。
([[名無しさん]])


[8]
[CITE@en[Requirements of Japanese Text Layout]] ([TIME[2008-10-14 22:10:42 +09:00]] 版) <http://www.w3.org/TR/2008/WD-jlreq-20081015/>

[9] [CITE@en[Requirements for Japanese Text Layout]]
( ([TIME[2011-11-24 04:51:19 +09:00]] 版))
<http://www.w3.org/TR/2011/WD-jlreq-20111129/>


[10] [CITE@en[Requirements for Japanese Text Layout]]
( ([TIME[2009-06-04 23:12:27 +09:00]] 版))
<http://www.w3.org/TR/2009/NOTE-jlreq-20090604/>

[11] [CITE[Errata for Requirements for Japanese Text Layout]]
( ([TIME[2010-03-03 03:12:52 +09:00]] 版))
<http://www.w3.org/International/errata/jlreq.html>


[25] 
2010: [[EPUB]]

[26] 
2010: [[CSS Writing Modes]]

[27] 
2011: [[UTR #50]]


[28] 
昔あった
<http://www.w3.org/TR/jlreq/ja/>
がいつの間にか消滅している、どうなってるの...
[TIME[2021-07-30T03:35:09.0Z]]

[29] [CITE@en[Requirements for Japanese Text Layout 日本語組版処理の要件(日本語版)]], [TIME[2020-08-07T08:15:49.000Z]], [TIME[2021-07-30T03:35:57.911Z]] <https://www.w3.org/TR/2020/NOTE-jlreq-20200811/>
が日英対訳版(のみ)になって、 /ja/ は消滅したらしい。
(いつのまにか [CODE[/TR/]] 直下が[[英語]]版でなくてもよくなったのね。)
[[Cool URI]] はどこ行ったんや

[30] 
いっこうに修正されないってことは、被害者がいない、誰も読んでなかったってことだよなあ・・・

