[17] 
[DFN[地球語]]
([DFN[Earth Language]], [DFN[EL]])
は、
[[人工文字]]の1つです。
[SRC[>>6]]

[18] 
在米国日本人 ([[国籍]]不明) の 
[RUBYB[[[McFarland Yoshiko]]][[TIME[1941]]-]]
[WEAK[([TIME[西暦1987年][1987]][[渡米]])]]
が[TIME[西暦1988年][1988]]に構想し [SRC[>>19]]、以後開発を続けています
[SRC[>>22]]。


[20] 
[[渡米]]直後で[[英語]]に不自由していた
[[McFarland Yoshiko]]
が[[漢字]]を見て着想したと説明されています。
[SRC[>>19]]

[21] 
地球「語」と称していますが、
新規の[[音声言語]]ではなく、
[[表意文字]]の組み合わせによる[[文字言語]]を中心とする体系となっています。

[REFS[

-
[6] [CITE@ja[Contents of the [[Earth Language]] website (the Japanese version)]], [TIME[2021-11-20T19:24:03.000Z]], [TIME[2023-05-10T15:48:28.316Z]] <https://www.earthlanguage.org/jhome.htm>
--
[19] 
[CITE@ja[Profile of [[McFarland Yoshiko]]]], [TIME[2021-09-30T23:49:04.000Z]], [TIME[2023-05-11T03:59:04.276Z]] <https://www.earthlanguage.org/yoshikoJ.htm>
--
[22] 
[CITE@ja[「[[地球語]]」のこれまで]], [[Yoshiko McFarland (Earth Language Institute)]], [TIME[2021-09-30T23:49:02.000Z]], [TIME[2023-05-11T04:12:17.907Z]] <https://www.earthlanguage.org/historyJ.htm>


]REFS]

* 表意文字

[23] 
[[名詞]]の他に各[[品詞]]や、[[文法]]的な構造を表す[[文字]]が定められています。

[27] 
[[日本語]]母語話者の開発者が[[中国]]の[[書道]]作品を見て着想を得た
[SRC[>>19]]
とのことで、
視覚的に[[言葉]]を表す[[表意文字]]が[[地球語]]の中心となっています。

* 重ね文字

[59] 
複数の文字を重ね合わせて1つにまとめる「重ね文字」という特徴的な仕組みがあります。

[60] 
[[合字]]の一種なのでしょうが、 [[IDC]] でいうところの[[⿻]]でしょうか。

* 表音文字

[24] 
[[固有名詞]]の表記や[[発音]]表示のための[[文字]]が定められています。

[7] [CITE@ja[[[地球語]]の試案 - 多手段への展開音声伝達-]], [[Yoshiko McFarland (Earth Language Institute)]], [TIME[2021-09-30T23:59:55.000Z]], [TIME[2023-05-10T15:54:24.770Z]] <https://www.earthlanguage.org/jsyst/mlt.htm>

* 手話

[25] 
独自の[[手話]]的表現が定められています。

[8] [CITE@ja[地球語の試案 - 手話・触覚・運動などでの伝達 -]], [[Yoshiko McFarland (Earth Language Institute)]], [TIME[2021-09-30T23:59:57.000Z]], [TIME[2023-05-10T15:54:57.764Z]] <https://www.earthlanguage.org/jsyst/sign.htm>

* EL ASCII

[54] [[ASCII文字]]への[[転写]]

[53] [CITE[ASCII codes for the Earth Language]], [[Yoshiko McFarland]], [TIME[2023-05-11T07:40:41.000Z]], [TIME[2002-01-30T21:36:26.109Z]] <https://web.archive.org/web/20020130213506/http://members.directvinternet.com/~ucathinker/english/ASCII.htm>


* 数字

[26] 
[[数字]]や関係する[[数学記号]]等が定められています。

[1] [CITE@ja[地球語の試案 - 数字とその応用 -]], [[Yoshiko McFarland (Earth Language Institute)]], [TIME[2021-09-30T23:59:54.000Z]], [TIME[2023-05-10T15:36:41.881Z]] <https://www.earthlanguage.org/jsyst/dnmrl.htm>

* 日時

[10] [CITE@ja[The Earth Language Basis 36]], [[Yoshiko McFarland]], [TIME[2021-09-30T23:53:28.000Z]], [TIME[2023-05-10T16:03:18.666Z]] <http://www.earthlanguage.org/dic/36.htm>

[11] >>10 各種の[[日時]]表現の記述方法の説明。

[29] 
[[紀年法]]以外は[[グレゴリオ暦]]、[[西洋式時刻]]ベースの[[日時制度]]です。

-*-*-

[2] [CITE@ja[Mandala Taught by Forest - 11- '''['''Common Calendar''']''' (March 2004)]], [[Yoshiko McFarland]], [TIME[2021-10-01T00:06:10.000Z]], [TIME[2023-05-10T15:42:44.335Z]] <https://www.earthlanguage.org/poem/0304.htm>

[3] >>2 
[[地球語]]と併用される共通暦の構想が語られています。

[31] といっても[[改暦]]案は抽象的な話だけ。
具体的なことは、[[太陽暦]]だけど[[暦本]]には[[月相]]を書きたいというくらい。

-*-*-

[14] [[地球語]]では[[紀年法]]として[DFN[地球民暦]]を使います。
[SRC[>>13, >>12, >>28]]

[32] 
[TIME[西暦2000年][2000]]が [N[0]] ([N[+0]]) で、以後増えていきます。

;; [15] 
[N[+0]]
年以後は、[[数値]]として[[科学紀元]]と同じ。
([[日本の紀年法改良運動]]も参照。)
[TIME[西暦2099年][2099]]までは[[西暦2桁年号]]とも同じ。

[33] 
[TIME[西暦1999年][1999]]が [N[-0]] で、[[過去]]は減らしていきます。
いわゆる[[紀元前方式]]に似ていますが、
[N[+0]] と [N[-0]] を区別しているのが特徴です。

[34] 
[[正]]を[[紀元後]]、[[負]]を[[紀元前]]と言っています。

;; [35] 現行暦より[[数学]]的だと説明されていますが、
独創的な「[[数学]]的」ですね。
([[0年]]があるから現行暦より[[数学]]的、という主張はしばしば見かけますけど、
[N[-0]] 年まであるのは他にないのでは?)

- [13] [CITE@ja[Earth Language starts by you! (the Japanese version)]], [TIME[2021-09-30T23:49:03.000Z]], [TIME[2023-05-10T16:05:14.450Z]] <http://www.earthlanguage.org/jhow.htm#time>
-[12] [CITE@ja[How to start Earth Language right now]], [[Yoshiko McFarland]], [TIME[2011-05-06T05:12:08.000Z]], [TIME[2023-05-10T16:04:15.459Z]] <http://www.earthlanguage.org/english/ehow.htm#era>



[28] >>10

>
[B[The basic point of the EL era]] is set at the year 2000 in the Christian calendar
as the year when the Earth People's world starts. (for more information about it )
(次は地球民にとっての時の基点:西暦2千年からの時の位置に関わります)


[47] 
いつ考案されたものか正確には不明ですが、
[TIME[西暦2002年][2002]]時点で存在していました。
[SRC[>>44]]

[48] >>13

>末世的な暗いイメージを、あたらしい扉を自分たちで開く前向きのイメージに塗り替えます。

と紹介されているので、[[世紀末]]的な空気感があった[[90年代]]末期に既に作られていた可能性もあります。

;; [50] ウェブサイトの開始は[TIME[西暦1996年][1996]]と書かれています。

- [44] [CITE[「地球語」の普及策]], [[Yoshiko McFarland (Earth Language Institute)]], [TIME[2023-05-11T07:13:29.000Z]], [TIME[2002-10-08T13:20:27.936Z]] <https://web.archive.org/web/20021008131854/http://earthlanguage.org/jhow.htm#time>
- [45] [CITE[How do we develope Earth Language?]], [[Yoshiko McFarland (Earth Language Institute)]], [TIME[2023-05-11T07:13:47.000Z]], [TIME[2002-12-03T07:56:45.701Z]] <https://web.archive.org/web/20021203075450/http://earthlanguage.org/english/ehow.htm#era>
- [46] [CITE[Code #36]], [[Yoshiko McFarland (Earth Language Institute)]], [TIME[2023-05-11T07:13:58.000Z]], [TIME[2003-05-20T09:56:02.081Z]] <https://web.archive.org/web/20030520095308/http://earthlanguage.org/dic/36.htm>

[56] 
[TIME[西暦1999年12月][1999-12]]の[CITE[ニュースレター]]で提案されていました。
[SRC[>>55]]
これが初出かもしれません。

[57] 
当時欧米や日本では[TIME[西暦2000年][2000]]は[[ミレニアム]]と呼ばれると同時に、
新しい[[千年紀]]の初年が[TIME[西暦2000年][2000]]か[TIME[西暦2001年][2001]]か議論されていました
(実はこの論争は100年周期の恒例行事だそうな [SEE[ [[世紀紀年法]] ]])。
この記事では新年が[[0年]]で、
わかりやすく新千年紀、新世紀、新年を祝えると書いていて、
当時のそのような世相から設計された[[紀年法]]であることが裏付けられます。

[62] 
[N[-0]] のある独特な構造も、[[年数]]の見かけの[[世紀]]、[[千年紀]]と実際を一致させることが設計目標にあるのなら、
納得感あります。

[58] 
ウェブサイトのあちこちに[[西暦2000年問題]]の言及がある [SRC[>>61]] ので、
それが開発者にはよほど重大な出来事だったようです。
開発者自身は技術者でもなく、[[計算機]]にはさほど詳しくなさそうで、
どちらかといえば核兵器が誤動作して世界が終末を迎えるといった類の風説に不安感を抱いていた様子があります。


[55] [CITE[Year 0 Greetings(EL news-mail Dec.)]], [[Yoshiko McFarland (Earth Language Institute)]], [TIME[2023-05-11T07:54:32.000Z]], [TIME[2002-05-30T06:28:23.730Z]] <https://web.archive.org/web/20020530062338/http://members.directvinternet.com/~ucathinker/nl/nl12-99.htm>

[61] 
[CITE[「地球語便り・臨時便 11.99」]], [[Yoshiko McFarland (Earth Language Institute)]], [TIME[2023-05-11T08:13:29.000Z]], [TIME[2003-06-11T13:23:17.928Z]] <https://web.archive.org/web/20030611132051/http://earthlanguage.org/tayori/1199.htm>


-*-*-

[16] 
[[地球民暦]]の実用例は同サイトにいくつかあります。

[4] [CITE@ja[Mini Topics and Photos Corner in Earth Language -Index-]], [[Yoshiko McFarland]], [TIME[2021-10-01T00:02:54.000Z]], [TIME[2023-05-10T15:45:39.056Z]] <https://www.earthlanguage.org/mininews/mininews.htm>


[9] [CITE@ja[Mini Topics and Photos Corner in Earth Language -10-12, 2005-]], [[Yoshiko McFarland]], [TIME[2011-02-05T06:48:29.000Z]], [TIME[2023-05-10T15:58:08.055Z]] <https://www.earthlanguage.org/mininews/10-1205/10-1205.htm>

>The late Chet was the one of the earliest promoters of psychedelic music and peace activities
in the era of 40 years before the EL time standard. 

>故チェット氏は、サイケデリックな音楽や平和運動の推進者の草分けでした、
地球語暦紀元前40年代のなかで。




>
Warships of the US (United States of America) Navy
paraded through under the Golden Gate Bridge for the annual show
since 1908 (on the Christian calendar). 

>
アメリカ合衆国海軍の軍艦が、(クリスチャン暦の)1908年から例年のショウのため、
ゴールデン・ゲート橋の下を通ってパレードしました。


>* (* EL has its own calendar plan to show an era; and the year of Zero in the EL calendar is set at the year 2000 in the Christian calendar as the year when the Earth People's world starts. The EL era includes 0 and –0 years, similarly to the mathematical way; but not like the Christian calendar. Here the era is expressed on the Christian calendar, and the era of the next topic uses the EL calendar.)


[5] >>9 では[[紀元前]]にあたる[[年]]が書かれていますが、
なぜか[[キリスト紀元]]が使われています。
[[換算][暦の換算]]が面倒だからでしょうか?

[37] >>9 の[[URL]]に入っている数値も[[月番号]]と[[地球民暦]]の[[年]]。

[36] 
なお全般的に[[英語]]、[[日本語]]では[[西暦年]]が使われています。
[[地球民暦]]はあくまで[[地球語]]で使う[[紀年法]]ということのようです。

[51] 
[[Internet Archive]] にある21世紀初頭の古いページを見ると、
[[日本語]]や[[英語]]では、
[[西暦2桁年号]]、
' + 西暦2桁年号、
たまに4桁西暦年号が混在しています
([[元号年]]がないことを除けば、[[90年代]]の平均的な[[日本語]][[ウェブサイト]]の状況そのもの)。
このうち[[西暦2桁年号]]は[TIME[西暦2000年][2000]]以後なら[[地球民暦]]と一致しますが、
それより前は違います。

[52] 
元々使っていた[[西暦2桁年号]]から自然に[[地球民暦]]に移行したという感じかもしれません。
(ただし現在のサイト上では[[日本語]]と[[英語]]では4桁西暦年号が多く、
[[地球語]]だけ2桁に取り残された感じになっています。)


[63] 
>>4 の[TIME[西暦2006年][2006]]相当が同時代の年表記の最新例。
それ以後の[[地球語]]の用例もあるのですが、[[地球語]]で日付が書かれたものは未発見です。
開発者以外の日付の用例も未発見です。

* 関連

[30] [[地球暦]]は多数ありますが、いずれも無関係です。

[64] 
[[英語]]や[[エスペラント語]]が[[地球語]]だと主張する人達がいます。


* メモ

[38] 
公式サイトに名簿があって、協力者や支持者がそれなりにいるみたいです。

[39] 
開発者や支持者の生活の中でどれだけ使われているのかは謎です。


[49] 
コミュニティーはあるようですが、その様子は外からはあまりよくわかりません。
開発者の高齢化で開発が滞っているようなことがウェブサイトには書かれていますが、
後継者やコミュニティーによる継承の動きは見えてきません。



[40] [CITE@en[GitHub - mindey/elchat: Earth language font for chat.]], [TIME[2023-05-11T07:01:54.000Z]] <https://github.com/mindey/elchat>

[41] [CITE@ja[地球語 (視覚言語) - Wikipedia]], [TIME[2023-04-27T07:06:23.000Z]], [TIME[2023-05-11T07:06:55.232Z]] <https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E8%AA%9E_(%E8%A6%96%E8%A6%9A%E8%A8%80%E8%AA%9E)>


[42] [CITE@ja[地球語:人工言語野-ConLang]], [TIME[2023-05-11T07:07:49.000Z]] <http://dos.chottu.net/cl_eth/index.html>

[43] [CITE@ja[Earth Language 制作手順]], [[Yoshiko McFarland]], [TIME[2023-05-11T07:09:35.000Z]] <http://dos.chottu.net/cl_eth/earth_q8.html>

