[13] [CITE[Another HTML-lint 5]], [TIME[2023-06-05T08:10:51.000Z]], [TIME[2024-10-06T09:12:34.975Z]] <http://www.htmllint.net/html-lint/index.html>

[15] 
[CITE@ja[Another HTML-lint 5]], [TIME[2018-05-30T05:26:20.000Z]], [TIME[2024-10-06T09:19:09.618Z]] <http://www.htmllint.net/html-lint/explain.html>

[16] [CITE@ja[Another HTML-lint 5]], [TIME[2024-10-06T09:23:21.000Z]] <http://www.htmllint.net/html-lint/tagslist.cgi?HTMLVersion=html5>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[1] [CITE@eng[Another HTML-lint 5]], [TIME[2018-05-22T04:55:14.000Z]], [TIME[2024-10-06T08:48:09.004Z]] <http://www.htmllint.net/>
]FIGCAPTION]

>Another HTML-lint 5は、無償でご利用できるHTMLの構文チェックツールです。
>元々1997年度に石野恵一郎氏によってPerl5で作成されました。
>Another HTML-lint 5はハートコア株式会社(旧:株式会社ジゾン)がAnother HTML-lintをベースにHTML5に対応させた物です。
>基本的なロジックやHTML5以外のチェック機能は従来のAnother HTML-lintを利用しています。
]FIG]


[2] >>1 この書き方、 [[Another HTML-lint]] とは無関係の第3者が開発して公開していると思われます。

[3] 
[[Another HTML-lint]]
の作者から正式に許諾を受けて利用しているのか、Webサイト上に明確な記載が見つけられません。

[5] 
作者から何らかの了解を得ているなら、はっきり書きそうなものです。
もし紛らわしいソフトウェア名で後継を装っているのだとすると、いかがなものかと思います。

[9] 
いったいどうなっているのか、Webサイト上の記述を詳しく調べてみましょう。

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[4] [CITE[Another HTML-lint 5]], [TIME[2018-05-30T05:26:33.000Z]], [TIME[2024-10-06T08:54:50.273Z]] <http://www.htmllint.net/html-lint/faq.html>
]FIGCAPTION]

>
Another HTML-lint 5は、石野恵一郎氏によるAnother HTML-lintをベースに、ハートコア株式会社(旧:株式会社ジゾン)がHTML5に対応させました。基本的なロジックやHTML5以外のチェック機能は従来のAnother HTML-lintを利用しており、ハートコア株式会社ではプログラムの一般公開は行っておりません。
>
HTML5には対応していませんが、元となるAnother HTML-lintではプログラムを公開しています。 商用利用については、石野氏のサイトをご確認ください。
]FIG]

[6] オリジナルの [[AHL]] はソースコードが公開されていますが (ただし非 [[OSS]])、
[CITE[Another HTML-lint 5]] 
は >>4 の通り公開していません。

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[7] 
[CITE@ja[Another HTML-lint : FAQ]], [TIME[2024-10-06T09:00:24.000Z]] <http://openlab.ring.gr.jp/k16/htmllint/faq.html#payment>
]FIGCAPTION]

>金儲けの道具として Another HTML-lint を使うときは、利用料をお支払いください(これは、プライマリサイトのゲートウェイサーヴィスに対するものではありません)。 例えば、 営利企業の社内ネットワークにインストールして多くの社員が利用する、 プロのWeb屋さんが開発ツールとして利用する、 Webアプリなどの開発ツールとして利用する、 おまけ以外の目的で書籍などに添付する、 授業で生徒のHTMLの質の判断基準に利用する、 などです。 もっともよくある利用形態である、マシンにインストールして、CGIやコマンドラインとして利用する場合は、次のような計算式を基本としてください。 
>[SNIP[]]
>[SNIP[]]max(U-I, 0) が 100を超える場合は、ユーザ数無制限として、max(U-I, 0) を 100としてください。 まぁ、もっと払ってもよいなどという場合は 100より多くても構いません。 不特定多数へのゲートウェイサーヴィスは、ユーザ数無制限と同様にしてください。ただし、それによる広告収入を許可しません。 学校の授業での利用の場合、生徒はユーザ数に数えません。 ソフトウェア製品への組み込み等の場合はご相談ください。 

]FIG]

[8] オリジナルの [[AHL]] には >>7 のような利用条件が提示されています。
[CITE[Another HTML-lint 5]] 
は [[Web]] 関連の事業を展開する営利企業が提供していますから、
ここでいう「金儲けの道具」に該当しそうに見えます。
また、不特定多数に公開されていますから、「ユーザ数無制限」に当たります。

[10] 
とはいえあくまで当事者間の問題ですから、
この解釈通り利用料を原作者に納めているのかもしれませんし、
もしかすると原作者が
[CITE[Another HTML-lint 5]] 
は「金儲けの道具」に該当しないと判断している可能性もあります。

[11] 
いずれにしても、常識的に考えれば原作者の了承を得て提供しているはずです。
(なぜそう明記しないのかと疑問は残りますが。)

-*-*-

[12] >>1 に

> 基本的なロジックやHTML5以外のチェック機能は従来のAnother HTML-lintを利用しています。

とあります。ソースコードが公開されていないので、この記述と実物の挙動だけから予想するしかないのですが、
オリジナルの [[AHL]] を使って [[HTML5]] の[[適合性検査器]]を実装するのは困難です。
[[AHL]] はそれが作られた当時の [[HTML]] 仕様を、当時一般的な [[HTML]]
の使われ方の範囲で実装したものに過ぎず、それから10年以上経過した
[[HTML5]]
の仕様とはあまりにも違いが多いためです。

[14] 
[[AHL]] のソースコードから想像するに、 [[HTML5]] の実装にはほぼ全作り直しレベルの労力をかける必要があります。
そのレベルだと、もはや [[AHL]] を流用する意味がありません。 (その知名度にタダ乗りしたいなら別ですが。)

[17] 
>>13 によると[TIME[2023-06-05]]が[TIME[2024-10-06T09:24:44.100Z]]時点の最終更新日で、
あたかも最近までメンテナンスが続けられているかのように見えます。しかし、
「HTML5」という何年も前の古い名称を使い続けていることから予想されるように、
ここ数年の変更がほぼほぼ反映されていません。

[18] 
ではここ数年の
[CITE[Another HTML-lint 5]] 
の変更は何かというと、
変更履歴を見る限り、
[[HTML5]]
のごく基本レベルの検査が正しく行えていなかったようです。

[19] 
現在の挙動を見る限り、今も検査結果は信用ならないようです。
>>16 や実際の挙動を見るに [[SVG]] や [[MathML]] の検査結果は出鱈目です。
[[カスタム要素]]には対応していないようです。 
[[ARIA]] には対応していることに >>16 ではなっていますが、
不完全なのか壊れているのかのどちらかのようです。


[20] オリジナルの [[AHL]] が作られた時代には有用だったであろう、仕様とは無関係のアドバイスの類が、
[CITE[Another HTML-lint 5]] 
でも仕様への違反と同じように、場合によっては大量に、エラーとして表示されます。
十数年分の時代の変化に合わせる作業がまったくなされていないように見えます。

[21] 誤ったエラーばかり出すようなものが、あたかも仕様にそって正しさを検査するかのように謳うのは、
有害無益です。


[22] 
本家 [[Another HTML-lint]] の評判に傷がつくのではないかと心配です。


