[202] 
[[日本]]の[[室町時代]]の成立とされる[CITE[精進魚類物語]]
([CITE[魚鳥平家]])
には、
「魚鳥元年[LINES[壬][申]]八月一日」 [SRC[>>203]]
なる[[日付]]が現れます。 [SRC[>>201]]

[19] 
[[近代日本]]の文学研究者の間では[[作中元号]]の概念が明確になっておらず、
通常の[[私年号]]と同じように扱われていました。

- [1] 
[CITE@ja-JP[近世小説史 '''['''第1''']''' (上方編)]], [[相磯貞三]], [TIME[1954]], [TIME[2023-12-19T01:59:10.000Z]], [TIME[2024-01-01T04:26:21.638Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1357132/1/31> (要登録)
-
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[351] 
[CITE[近世小說史: 上方篇 - 相磯貞三 - Google ブックス]], 
[TIME[1954]],
[TIME[2021-04-16T08:05:31.000Z]] <https://books.google.co.jp/books?id=pPQmAAAAMAAJ&q=%E7%A7%81%E5%B9%B4%E5%8F%B7>
]FIGCAPTION]

>
精進魚類物語」は一名を「魚鳥平家」といひ、平家物語を模倣したもので、魚島
元年王申八月一日に勃発した事件を扱ってみるところから名付けた書名である。
この魚鳥といふのは仏家の間に行はれた私年号で、その年代を考定すれば山科言
継が天文・弘治頃に本書を魔、書写してみるから、それ以前に属する手申の歳は
、恐らく享徳元年(一四五二年)で、一条禅閣を作者に擬するならば、彼が五十一歳
...

]FIG]

[2] 
まったく架空の物語作品で明らかに架空の[[元号名]]、通常の[[私年号]]と同一視して現実世界の[[時間軸]]上の位置を求めても意味がないような。。。

[20] 
まあ舞台設定が[[現実世界]]の[[時間軸]]とリンクしている可能性はあるので分析することは意味がないとはいえない。
ただしリンクしている前提ではなく、しているとすればこれこれの点がよく解釈できる、のようにリンクしているかどうかも含めて分析が必要。


[4] [CITE@ja-JP[一条兼良]], [[福井久蔵]], [TIME[昭和18][1943]], [TIME[2023-12-19T01:59:10.000Z]], [TIME[2024-01-01T14:44:25.322Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1043532/1/81>

[5] >>4 後藤丹治は宝徳元年説

[6] 宝徳元(1449)年己巳。宝徳4年なら壬申。

[11] >>9 で[[後藤丹治]]は享徳元年といっているので、誤り?

[9] [CITE@ja-JP[中世国文学研究]], [[後藤丹治]], [TIME[昭和18][1943]], [TIME[2023-12-19T01:59:10.000Z]], [TIME[2024-01-01T14:50:29.972Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1127195/1/85> (要登録)

[10] >>9 仏家の私年号を模擬したものだろう、とした上で何らかの意味があろうとして、
天文以前の元年壬申で享徳元年。

[7] [CITE@ja-JP[室町文学史]], [[吉沢義則]], [TIME[1952]], [TIME[2023-12-19T01:59:10.000Z]], [TIME[2024-01-01T14:47:53.508Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1341693/1/86> (要登録)

[8] >>7 私年号に擬したもの、とした上で何らかの意味があろうとして、
天文以前の元年壬申で享徳元年。


[12] >>9 >>7 その時代だから[[一条兼良]]だろう、という推測になっている。大丈夫か...?

[14] [CITE@ja[kkr00010_052.pdf]], [TIME[2021-09-07T11:00:41.000Z]], [TIME[2024-01-01T15:08:34.839Z]] <https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/137319/1/kkr00010_052.pdf>


[15] >>14 [[一条兼良]]説はそれ以前の近世にはすでにある (根拠不詳)。
しかしいずれにしても学術的に通説といえる状態ではないらしい (否定もされていない)。

- [204] [CITE[日本私年号の研究]]
-- [205] 8ページ
--  [201] 11ページ 註2

[13] [CITE@ja-JP[愛知県立大学説林 (33)]], [[愛知県立大学国文学会]], [TIME[1985-02]], [TIME[2023-12-19T01:59:10.000Z]], [TIME[2024-01-01T14:54:16.345Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/4430160/1/29> (要登録)

- [203] [CITE[新日本古典籍総合データベース]] ([[国文学研究資料館 | National Institute of Japanese Literature]]著, [TIME[2019-02-22 22:24:46 +09:00]]) <https://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100182426/viewer/4>

[3] [CITE@ja-JP[新校群書類従 第22巻]], [[塙保己一]], [TIME[昭和7][1932]], [TIME[2023-12-19T01:59:10.000Z]], [TIME[2024-01-01T14:42:59.494Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1181028/1/14> (要登録)

戯年号



[16] 
[CITE@ja-JP[新釈日本文学叢書 第七巻]], [[日本文学叢書刊行会]], [TIME[昭和5][1930]], [TIME[2024-02-01T05:12:54.000Z]], [TIME[2024-02-10T03:30:46.524Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1884227/1/13> (要登録)


- [87] [CITE[[[三訂 近代諸元号現象]]]], #page=27
-- [17] 修訂版になく3訂版で追加。

[18] 
関連: [[白鹿]]


[21] [CITE@ja-JP[群書類従 : 新校 第二十二巻]], [[内外書籍株式会社]], [TIME[昭和7][1932]], [TIME[2025-09-30T02:09:54.000Z]], [TIME[2025-10-21T08:18:29.390Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1879834/1/14?keyword=%22%E6%88%AF%E5%B9%B4%E5%8F%B7%22>


[22] [CITE@ja-JP[中世唱導文学の研究]], [[小島瓔礼]], [TIME[1987.7][1987]], [TIME[2025-09-30T02:09:54.000Z]], [TIME[2025-10-21T08:20:29.717Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/12454421/1/134?keyword=%E6%88%AF%E5%B9%B4%E5%8F%B7> (要登録)