* 用例

[ITEMS[ [[日時事例]]

- [8] [DATA(.label)[[DATA(.addr)[[[日本国]][[山梨県]][[西山梨郡]][[里垣村]]]]長瀬家所蔵[CITE[商家古記]]]]
-- [9] 
「[V[[DATA(.text)[見飛元年 [WEAK(smaller)[壬申]]閏八月廿八日]][LINES(smaller)[熊野権現日本へ飛玉][ふ時の年號也]]]]」
[SRC[>>7 /264]]
-- [10] 
「[V[[DATA(.text)[見飛元年 [WEAK(smaller)[壬申]]閏八月廿八日、寅[RUBY[□□□][ノ一點]]]]熊野神藏に落着、]]」
[SRC[>>7 /265]]
-- [11] 
「[V[[SNIP[]]、□□□[U[日本]]へ飛ばせ[BR[]]らるゝ時、[U[日本]]の王の名は[DATA(.text)[見飛□□□ [WEAK(smaller)[壬申]]閏八月廿八日[BR[]][WEAK(smaller)[辛酉]] の日、寅の一[RUBY[□][點]]]]□□權現[U[神藏]]に著玉ふ也、[SNIP[]]]]」 ([[日本]]などに[[右傍線]])
[SRC[>>7 /266]]
-- [12] 
「[V[[DATA(.text)[見飛元年 [WEAK(smaller)[壬申]]閏八月廿八日]]]]」
[SRC[>>7 /267]]
-- [17] 
[CSECTION[[V[四家系圖]]]]
--- [13] 
「[V[[SNIP[]]其後[DATA(.text)[仁王廿七代之[BR[]]御門[U[景帝天皇]]之御宇、善喜三年[WEAK(smaller)[庚申]]閏三月十五日]]一夜之[BR[]]内[SNIP[]]]]」
[SRC[>>7 /267]]
--- [18] 
「[V[[SNIP[]][DATA(.text)[[U[嵯峨]]天皇御宇]][SNIP[]]]]」
[SRC[>>7 /268]]
--- [19] 
「[V[[SNIP[]]其後[DATA(.text)[[U[醍醐]]天皇御宇]][SNIP[]]]]」
[SRC[>>7 /268]]
--- [20] 
「[DATA(.text)[[V[于時延喜三年八月八日]]]]」
[SRC[>>7 /268]]
-- [14]  
「[V[[DATA(.text)[見飛元年[WEAK(smaller)[壬申]]閏八月廿八日寅之一點]]]]」
[SRC[>>7 /268]]
-- [15] 
「[V[[DATA(.text)[見飛元年[WEAK(smaller)[壬申]]閏八月廿八日]]]]」
[SRC[>>7 /269]]

]ITEMS]

[16] 
>>8 はいくつかの[[文書]]の写本を編纂したような形になっている資料で、
それぞれの構成部分の[[奥書]]のような部分の多くに[[見飛]]の日付があり、
本文中に出現する箇所もあります。

[REFS[

- [7] 
[CITE@ja-JP[甲斐叢書 第7巻]], [[甲斐叢書刊行会]], [TIME[昭和10][1935]], [TIME[2026-04-28T01:12:07.000Z]], [TIME[2026-05-09T04:47:05.781Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1209124/1/267?keyword=%E8%A6%8B%E9%A3%9B+%E5%96%84%E5%96%9C>


]REFS]

* 研究史


[3] 
[[平成時代]]の[[私年号研究]]書である[CITE[近代諸元号現象]]は、
[[偽書]]の[[紀年法]]・[[私年号]]の実例の1つとして[[見飛]]を簡単に紹介しています。
次のように述べています。
[SRC[>>306]]

- [5] 
[[戦国時代]]から[[江戸時代]]初期に[[連雀商人]]たちが保持した「商人の巻物」
といわれる[[偽書]]の[[奥書]]に、
「見飛元年」
や
「善吉三年」
のような[[紀年]]が見られるものがあります。 [SRC[>>2, >>87]]
- 
[4] [[見飛]]元年は、
[[連雀商人]]の起源である[[熊野権現]]が[[日本]]に飛んできた[[年]]とされます。
[SRC[>>2, >>87]]
-- [6] 明らかに[[架空の元号]]です。
[SRC[>>2, >>87]]


[REFS[

- [306] [CITE[[[近代諸元号現象]]]]
-- [2] [CITE[絹と立方体]] [[PDF]] 686ページ
-- [87] [CITE[[[三訂 近代諸元号現象]]]], #page=25

]REFS]

* 関連

[SEE[ [[善喜]] ]]

* メモ






[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[1] [CITE@ja[商人の巻物「秤の本地」、商人の起源:熊野の説話]]
([TIME[2022-10-29T08:23:05.000Z]], [TIME[2024-01-01T03:21:58.240Z]])
<https://www.mikumano.net/setsuwa/hakari.html>
]FIGCAPTION]

> 熊野が関係するのは第3部の商人の由来の部分だけですが、せっかくですので、「秤の本地」全文を現代語訳します。定本は、久野俊彦「商人の巻物[秤の本地]」(日本古典偽書叢刊 第三巻『兵法秘術一巻書・ホキ内伝金烏玉兎集・職人由来書』現代思潮新社(ホキは本当は漢字))。多々不明な点がありますが、ご容赦ください。

>>  かの大王は日本へと馳せられ、熊野の神蔵へお着きになったのは、見飛(げんひ。大王が飛来したことによる偽年号)元年壬申(みずのえさる)閏(うるう)八月二十八日辛酉(かのととり)の日、寅の一点のときである。

]FIG]


[397] 
[[見飛]]元年は[[熊野権現]]の飛来の年とされ、
寺社縁起の中で使われた[[古代年号]]との関連も気になります。
何らかの誤記から生じた可能性もありそうです。

