[13] 
明らかに別世界として語られているであろうものもあれば、
現実世界と曖昧な[[増補現実]]的[[説話]]世界で語られているものもあります。

[14] 
娯楽目的のものだけでなく、宗教的異界と思われるものも便宜上含めています。

* 元号

[FIG(short list)[ [3] 
- [[弥勒十年]]
- [[福徳元年]]
- [[福徳の三年目]]
- [[崇宝元年]]
-[[応久]]
-[[泰平][泰平 (山口)]]
]FIG]


[202] 
[[日本]]の[[室町時代]]の成立とされる[CITE[精進魚類物語]]
([CITE[魚鳥平家]])
には、
「魚鳥元年[LINES[壬][申]]八月一日」
なる[[日付]]が現れます。 [SRC[>>201]]
[SEE[ [[魚鳥]] ]]


[147] 
[[日本]]の[[応仁の乱]]の頃に成立したと言われる
[CITE[鴉鷺合戦物語]]
には、
「[DFN[烏鵲]]元年九月日」 [SRC[>>148]] ([DFN[烏鷺]])
なる[[日付]]が現れます。 [SRC[>>201]]
[SEE[ [[烏鵲]] ]]

[333] 
[CITE[鴉鷺合戦物語 - SUL Digital Archive]], [TIME[2026-07-13T15:15:41.000Z]] <https://da.lib.shimane-u.ac.jp/content/ja/1781>

>[SNIP[]]烏鵲(うじやく)元年9月上旬、都に棲むとういちすけ東市佐林のまさくろ真玄(烏)が、山城守津守のまさしろ正素(鷺)の息女に恋慕するもはずかし辱めを受け、これを憤って軍勢を催し合戦となる。[SNIP[]]

[557] 
[CITE@ja[鴉鷺合戦物語 4巻 | 京都大学貴重資料デジタルアーカイブ]], [TIME[2026-07-13T15:58:01.000Z]] <https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/item/rb00015016?page=6>

>烏鷺元年九月上旬、都に稀代の合戦があった。祇園の烏東市佐林真玄は中鴨の鷺山城守正素の息女に恋し、文を遣わすが、かえって辱めを受けたことから烏・鷺の戦いとなる。[SNIP[]]


[REFS[

- [148] 
-- [CITE@ja[鴉鷺合戦物語 - 国立国会図書館デジタルコレクション]] ([[著者不詳]]著, [TIME[明16.11][year:1883]]) <http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/877384/20>
-- [CITE@ja[鴉鷺合戦物語 - 国立国会図書館デジタルコレクション]] ([[著者不詳]]著, [TIME[明16.11][year:1883]]) <http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/877384/33>
-- [CITE@ja[鴉鷺合戦物語 - 国立国会図書館デジタルコレクション]] ([[著者不詳]]著, [TIME[明16.11][year:1883]]) <http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/877384/37>
-- [CITE@ja[鴉鷺合戦物語 - 国立国会図書館デジタルコレクション]] ([[著者不詳]]著, [TIME[明16.11][year:1883]]) <http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/877384/38>
- [204] [CITE[日本私年号の研究]]
--  [201] 11ページ 註2

]REFS]



[307] 
[TIME[日本万治元(1685)年][year:1685]]、
[[日本]]で刊行された
[CITE[花月往来]]
に、
「花月元年仲陽比」云々とありました。
[SRC[>>471]]


- [498] [CITE@ja-JP[名古屋叢書 続編 第12巻 (鸚鵡籠中記 第4)]], [[名古屋市教育委員会]], [TIME[1969]], [TIME[2024-05-28T02:01:58.000Z]], [TIME[2024-07-27T14:03:34.911Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/2972668/1/229> (要登録)
右下

[499] >>498 正德5年 [[狂歌]]序「[SNIP[]]困窮元年うきねのとしより七年[SNIP[]]」


[184] 
18世紀中頃に[[日本]]の[[本居宣長]]が創作した[[端原氏]]系図には、
[[架空の元号]]の[[日付]]が用いられました。
[SEE[ [[端原氏]] ]]


[517] [CITE@ja-JP[張交帖 '''['''3''']''' - 国立国会図書館デジタルコレクション]], [TIME[2025-04-22T02:57:30.000Z]], [TIME[2025-04-27T04:00:05.657Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/2586694/1/16>

[518] >>517 当時の有りがちな[[年代記]]の体裁の冗談出版物。元号名のように書かれているものは「強盗」「日光」など。


[300] 
安政4年頃に執筆されたという[CITE[西征快心篇]]は、
当時の世界情勢を下敷きにした[[架空戦記]]でしたが、
[[日本]]に相当する[[国]]の[[元号]]が[DFN[女文]] (女文三年、女文四年丁巳) でした。
[SRC[>>252]]


[REFS[

- [252] [CITE@ja-JP[日本SFこてん古典 1 (宇宙への夢)]], [[横田順弥]], [TIME[1984.8][1984]], [TIME[2025-09-30T02:09:54.000Z]], [TIME[2025-10-16T07:27:51.649Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/12461342/1/15?keyword=%E5%A5%B3%E6%96%87> (要登録)

]REFS]






[379] [CITE@ja[氷厘亭氷泉さんはTwitterを使っています 「河童がひからびたせいかご改元があり、障碍三年は翌年に悪魔元年となる(このヤバすぎる妖界元号が『化物念代記』で一番すき) https://t.co/ofRgXEq55P」 / Twitter]]
([TIME[2021-10-27 23:12:56 +09:00]])
<https://twitter.com/hyousen/status/1001110555023691776>

[380] 
[TIME[2021-10-27T14:19:48.500Z]]
<https://waseda.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=5415&file_id=162&file_no=1>
PDF 8ページ


-*-*-

[5] [CITE[川崎みさをさんの昔話-90 てんぽ物語-]], [TIME[2015-01-05T09:00:31.000Z]], [TIME[2025-07-02T07:38:32.411Z]] <https://www.t-bunkyo.jp/library/minwa/archives/kawasaki/text/90.html>

>
  天保元年やかんの年に
 近江の湖に火がついて
 じんじぼんぼと燃えたれば
[SNIP[]]

[6] [CITE[『天保元年やかんの年』]], [TIME[2019-08-15T17:06:43.000Z]], [TIME[2025-07-02T07:38:53.442Z]] <https://www.ko-sho.org/page/activity/shinkan/S_029/shinkan_029-09.html>

>
題名の「天保元年やかんの年」は、「早物語の中でも最高に当たりをとった詞章」(五八頁)からくる。ほかにも、「頃は天保いたちの二月」(五六頁)といった似た出だしを、掲げる資料のうちに見いだせる。

[7] 
[CITE@ja-jp[天保元年やかんの年: 早物語の民俗学 | 武田 正 |本 | 通販 | Amazon]], [TIME[2025-07-02T07:39:27.000Z]] <https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872943864/wakaba1-22/>

-*-*-

[12] 
[TIME[2026-07-15T12:23:53.800Z]]
<https://nichibun.repo.nii.ac.jp/record/5373/files/niso_026__125__117_131__125_139.pdf>
#page=9

徳保元年辰の三月十と五日


* その他の時間


[183] [CITE@ja[平安朝『蜻蛉日記』の時間叙述]]
([TIME[2018-05-15 15:27:42 +09:00]])
<https://www.jstage.jst.go.jp/article/timestudies/4/0/4_1/_article/-char/ja>

* 外部的記述

[2] [[源氏暦]]


* 研究史

[SEE[ [[架空の元号]] ]]


[15] 
[CITE@ja-JP[中世唱導文学の研究]], [[小島瓔礼]], [TIME[1987.7][1987]], [TIME[2025-09-30T02:09:54.000Z]], [TIME[2025-10-21T08:20:29.717Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/12454421/1/134?keyword=%E6%88%AF%E5%B9%B4%E5%8F%B7> (要登録)

[[魚鳥元年]] 
テンポ元年猫の年 
しかもきようほう六元年、ひのべいだちの十三月、猫のうちだち[RUBY[鼬鼠][いだよ]]の刻限








[REFS[

- [306] [CITE[[[近代諸元号現象]]]]
-- [469] 
[CITE[修訂 [[絹と立方体]]]],
p.[L[687]]
-- [471] [CITE[[[三訂 近代諸元号現象]]]], #page=27 - #page=28
- [588] 
[CITE[[V[[[天皇を旅する本]] 令和元年 夏 弐号]]]],
[[[V[ミサンザイ]]]],
[V[令和元年[YOKO[8]]月[YOKO[11]]日  初版]]
-- [589] [CITE@ja[[[天皇を旅する本]] 弐号 - ミサンザイ - [[BOOTH]]]]
([TIME[2023-12-17T11:58:22.000Z]])
<https://booth.pm/ja/items/4737604>
-- [590] [CSECTION[[V[創作と天皇]]]]
--- [458] [CSECTION[[L[架空元号は[BR[]]世界をかえる]]]], pp.[L[26]]-[L[28]]
---- [463] [CSECTION[[V[架空元号の元祖[BR[]]本居宣長]]]], p.[L[28]]
--- [461] [CSECTION[[L[天皇、皇族[ASIS[、架空元号][目次になし]]が登場するフィクション作品一覧]]]], 
p.[L[31]]


]REFS]


[334] 
[TIME[2026-07-13T15:25:33.300Z]]
<https://hit-u.repo.nii.ac.jp/record/2048223/files/lan020202200401.pdf>

>
[LEFT[
金平浄瑠璃が創造する〈歴史〉

[BOX(indent)[
—金平浄瑠璃が描く時間と空間の内実—
]BOX]

[BOX(right)[
言語社会研究科 学籍番号 LD191006 奥田粋ノ介

2022年10月
]BOX]
]LEFT]

>
[LEFT[
かかる研究方法の一環として、それぞれの作に登場する主要な人物や、設定される時間を[BR[]]
整理した、「金平浄瑠璃作中時間年表」を作成した。これを活用しながら、第二章では、金[BR[]]
平浄瑠璃の作中に見える在位の帝、年号、登場人物の年齢に着目し、〈創作者〉がどのよう[BR[]]
な歴史認識や時間感覚を持っていたのか、どのように作中時間を設定しているのかを分析[BR[]]
した。[BR[]]
その結果、架空の事件が描かれる際にも、登場人物の歴史的な活動時期に対応する帝の御[BR[]]
代が設定されていること、作品同士の連続性を示す為に、歴史的には見られない架空の年号[BR[]]
が設定されていることが判明した。[SNIP[]]
]LEFT]


[558] 
[CITE@ja[近世~近代前期の異類合戦物における嗜好品の受容 - 2023_10B.pdf]], [TIME[2023-11-27T03:31:54.000Z]], [TIME[2026-07-13T16:01:00.293Z]] <https://www.tasc.or.jp/assist/archives/2022/pdf/2023_10B.pdf#page=15>

>
[LEFT[
この物語と関連する作品に『太平記餅酒合戦』『餅酒合戦』『膳太平記餅酒噺』などが挙げられ[BR[]]
る。『酒餅大合戦』(『大寄噺尻馬』所収)を例に述べると、本作品は初代十返舎一九(天保 2 年[BR[]]
〈1831〉没)の作と考えられる [SUP[11)]]。人能大しょくいん(大食院)の時代、大酒元年餅の正月の[BR[]]
頃、鏡山(武蔵 川越)で池田みきの守諸白と剣菱伊丹之助が餅方を滅ぼして上戸一統支配の[BR[]]
世にしようと企てるべく、満願寺入道焼酎軒・白ざさ小西之助・老松山本の判官・白雪かせや哥[BR[]]
之助、そのほか、灘・西宮の銘酒の面々と合戦の評議をする。[SNIP[]]
]LEFT]


[16] 
[CITE@ja[Xユーザーの流浪社さん: 「鹿島のことぶれや万歳は弥勒(弥勒十辰年)、えびすまわしは福徳(福徳元年)という私年号を使う。」 / X]], [TIME[午後9:40 · 2020年9月6日][2020-09-06T12:40:17.000Z]], [TIME[2026-07-27T11:00:08.000Z]] <https://x.com/mayu_to12/status/1302587423323336704>


[9] 
[CITE@ja[Xユーザーの伊藤慎吾さん: 「@AokiMichiharu 偽年号ならぬ戯年号は室町時代の『精進魚類物語』あたりからの伝統がありますね。先日紹介した『青物魚類合戦』の冒頭にも戯年号が使われてます。東北の民間の滑稽物も同じく「てんぽう元年薬缶の年」というのがあって、書かれた物語だけではないんですね。」 / X]], [TIME[午後3:37 · 2022年12月29日][2022-12-29T06:37:50.000Z]], [TIME[2025-07-02T06:08:07.000Z]] <https://x.com/NarazakeMiwa/status/1608351567870308353>



* 関連

[1] 
[[架空の元号]],
[[作中元号]],
[[秘伝書の日時]],
[[偽史の日時]],
[[太政]],
[[金光]],
[[天策]],
[[混沌]],
[[天安]],
[[道教年号]],
[[日本現代芸能の日時]],
[[地球が何回回った時]]

* メモ


[10] 
[CITE@ja[000027601.pdf]], [TIME[2017-12-14T09:11:52.000Z]], [TIME[2026-07-15T12:19:02.825Z]] <https://img-kokugakuin.com/assets/uploads/2017/03/000027601.pdf#page=95>

>表3-1 『神界物語 幽境談』の構成

>幽年号不洩/幽文字不読


