[11] 
[DFN[注音字母]]
([DFN[注音符号]], [DFN[注音]], [DFN[Bopomofo]])
は、
[[中華民国]]で[[中文]]等の[[発音]]表記に用いられる[[文字]]です。

* 台湾国語表記

[16] 
標準の[[注音字母]]は[[台湾国語]]の[[発音]]の表記に用いられます。

[9] [CITE[國語注音符號]]
([TIME[2020-10-12T00:00:55.000Z]], [TIME[2001-06-21T00:05:01.708Z]])
<http://web.archive.org/web/20010621000455/http://www.edu.tw/eduinf/now/moewww/md72/d7219.html>

*粵語表記

[56] [CITE@yue[粵語注音符號 - 維基百科,自由嘅百科全書]], [TIME[2024-07-21T14:49:04.000Z]], [TIME[2024-08-04T14:49:48.193Z]] <https://zh-yue.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%B5%E8%AA%9E%E6%B3%A8%E9%9F%B3%E7%AC%A6%E8%99%9F>




* 他言語表記

[17] 
[[台湾国語]]以外の[[中文]]系の諸語や[[台湾]]原住民の諸語など、
他の[[言語]]の表記には、
追加の[[文字]]が使われます。

[22] 
[[臺灣方音符號]]

[8] [CITE@ja[拡張注音字母 - 世界の特殊文字ウィキ]], [TIME[2022-03-12T11:12:46.000Z]] <https://seesaawiki.jp/w/qvarie/d/%B3%C8%C4%A5%C3%ED%B2%BB%BB%FA%CA%EC>

[60] [CITE[Wayback Machine]], [TIME[2025-02-16T00:05:08.000Z]] <https://web.archive.org/web/20190713224426/http://ip194097.ntcu.edu.tw/ungian/Chokphin/Lunbun/CPH/CPH.PDF>


[58] 
[CITE@ja[111161545599.pdf]], [TIME[2024-01-19T12:17:18.000Z]], [TIME[2025-02-16T00:00:56.161Z]] <https://wwwacc.ntl.edu.tw/public/Attachment/111161545599.pdf>

[59] 
[CITE[台語的注音符號 - ding890326的創作 - 巴哈姆特]], [TIME[2025-02-16T00:02:34.000Z]] <https://home.gamer.com.tw/creationDetail.php?sn=4081380>



* ルビ

[14] 
[[漢字]]に対し、[[注音字母]]を[[ルビ]]とすることがあります。
[[日本語]]の[[振り仮名]]に相当するものです。

[15] 
[[注音字母]]は、普通[[右ルビ]]とします。
ごく稀に[[上ルビ]]とすることもあります。
[SEE[ [[ルビ]] ]]

-*-*-

[12] 
[[漢字]]に対し、
[[注音字母]]の[[ルビ]]と[[ピンイン]]の[[ルビ]]を併用することがあります。

[13] 
[[注音字母]]は、
[[右ルビ]]とするのが一般的です。
[[ピンイン]]は、
(併用の有無に関わらず)
[[上ルビ]]または[[下ルビ]]とします。
[SEE[ [[ルビ]] ]]

[2] [CITE@ja[【我愛台湾】第1回「台湾で学ぶ中国語」毎日留学ナビ]]
([TIME[2020-11-04T09:19:55.000Z]])
<https://ryugaku.myedu.jp/taiwan/feature/01.html>

(挿絵: 右注音字母、上ピンイン)


[3] [CITE@ja-jp[語学学習/ 説出好中文 台湾版 ペラペラ中国語 | 樂大維 |本 | 通販 | Amazon]]
([TIME[2020-11-04T09:22:48.000Z]])
<https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/9869211100/wakaba1-22/>

(表紙: 右注音字母、下ピンイン)

[4] [CITE@ja[スマホアプリでボポモフォをマスターしよう! - こどもとたいわん]]
([TIME[2019-07-19T01:12:27.000Z]], [TIME[2020-11-04T09:27:08.073Z]])
<https://nenemama.com/learnchinese2/>

(挿絵: 右注音字母、下ピンイン)

[5] [CITE[London Indochinese Centre » Bopomofo - the Chinese ABC]]
([[London Indochinese Centre]], [TIME[2020-11-04T09:31:25.000Z]])
<http://www.indochinese.co.uk/education-services/article-bopomofo-the-chinese-abc/>

(書籍: 右注音字母、下ピンイン)



[6] [CITE@ja-JP[How to type Chinese words on your Android by Google Zhuyin Input - YouTube]]
([TIME[2020-11-04T09:34:17.000Z]])
<https://www.youtube.com/watch?v=XBvu8bCCiy0>

(右注音字母、上ピンイン)


[7] [CITE@en[Ruby Markup]]
([TIME[2020-09-04T15:26:42.000Z]], [TIME[2020-11-04T09:39:02.286Z]])
<https://www.w3.org/International/articles/ruby/markup.en#double_sided>

(挿絵: 右注音字母、下ピンイン)

* ラテン文字転写

[18] 
普通[[注音字母]]に相当する[[ラテン文字]]表記 ([[中文ローマ字]])
としては[[ピンイン]]や[[ウェード式ローマ字]]のようなものが紹介されます。

[20] 
ところがそれらは[[綴字法]]としては[[注音字母]]とまったく無関係なので、
[[一対一対応]]関係にはありません。
[[言語]]としての[[中文]]の表記にはそれで良くても、
[[注音字母]]表記について記述したいときに不便に感じることがあります。

-*-*-

[19] 
[[注音字母]]と[[ラテン文字]]を(ほぼ)[[一対一対応]]させた[[厳密翻字]]法として、
[DFN[Ẑuyn]] ([DFN[ẐN]]) 
というものがあります
[SRC[>>10]]。

[21] 
[[GitHub]] [[リポジトリー]]で提案されていますが、
あまり普及していないようです。


[REFS[
-
[10] [CITE@en[hwa-pinyin/[[ẐN]]注音.md at master · phlinhng/hwa-pinyin · GitHub]], [TIME[2022-03-13T05:49:41.000Z]] <https://github.com/phlinhng/hwa-pinyin/blob/master/%E1%BA%90N%E6%B3%A8%E9%9F%B3.md>
]REFS]

* 声調符号

[SEE[ [[声調符号]], [[ルビ]], [[臺灣方音符號]] ]]

* 文字コードにおける注音符号

[23] [[台湾]]の各種[[文字コード]]の他、
[[中華人民共和国]]の[[文字コード]]にも[[注音符号]]があります。

[FIG(short list)[ [24] [[注音符号]]の[[文字コード]]
- [[Unicode]]
- [[CNS 11643]]
- [[Big5]]
- [[CCCII]]
- [[GB 2312とその拡張]]
- [[Adobe-CNS1]]
- [[Adobe-GB1]]
]FIG]

[25] [[中文]]表記に使われる現代の字母は、
[[注音符号]]を持つすべての[[文字コード]]規格が備えています。
縦線または横線の文字については[[書字方向依存グリフ]]を参照。

[26] [[台湾語]]諸語用の字母や近代の字母は、
[[Unicode]] と [[CNS 11643]] に後から追加されました。
[[GB 18030]] にも存在します。

** 注音声調の記述

[27] 
[[声調符号]]の事情は複雑です。

- [28] 
[[CNS 11643]], [[Big5]] には[[注音字母]]と併用する[[声調符号]]が5個あります。
[[CCCII]] には4個あります。
-- [29] 
[[CNS 11643]] と [[Big5]] にだけある1つは、通常利用しないもの ([[マクロン]]相当)
です。
- [30] 
[[CNS 11643]] の [[ISO-IR]] の[[例示字形]]や公式サイト配布の[[フォント]]は、
4つの[[声調符号]]を明らかに[[注音符号]]用に設計しています。 [SRC[>>32]]
-- [31] 
通常利用しないもの ([[マクロン]]相当) は空白字形となっています。 [SRC[>>32]]
- [33] 
[[CNS 11643]] 公式サイト配布のデータや [[Big5]] の各種実装によると5つの[[声調符号]]は
[[Unicode]] の [[Spacing Modifier Letters]] に対応付けられています。
- [35] 
ただし [[Unicode]] の [[Spacing Modifier Letters]] の[[代表字形]]は明らかに[[ラテン文字]]用に設計されています。
[SRC[>>34]]
- [36] 
[[GB 2312]] には[[注音符号]]用であることが明確な[[声調符号]]が存在しません。
-- [37] 
[[ピンイン]]用の[[声調符号]]がありますが、 [[ISO-IR]] の[[例示字形]]は明らかに[[ラテン文字]]用に設計されています。
-- [42] 
元来それが[[注音符号]]にも併用されることが想定されていたのか、
[[注音符号]]の専用の[[声調符号]]が何らかの理由で追加されなかったのかは謎です。
- [38] 
[[Unicode]] の[[Spacing Modifier Letters]] には追加の[[声調符号]]が2つあります。
-- [39] 
[[符号表]]に [[Bopomofo]] 用と明記されています。 [SRC[>>34]]
-- [40] 
[[例示字形]]は[[注音符号]]用に設計されていて、
他の [[Spacing Modifier Letters]] とは明らかに字形の様相が異なります。 
[SRC[>>34]]

[41] つまり[[ピンイン]] ([[ラテン文字]]) 用と[[注音符号]]用とで
(起源が同じで用法もほぼ同じ、字形も似ているが微妙に違う)
[[声調符号]]を [[Unicode]] が統合してしまっているのです。

[43] 
そのために[[フォント]]によって[[声調符号]]が正常に表示されたりされなかったりします。

;; [44] [[注音符号]]側だけでなく[[ラテン文字]]側でも困るもので、
[[マクロン]]を使おうとしたら[[フォント]]によっては何も表示されなかったりするわけです。
もっとも[[マクロン]]は他にも [CODE(charname)@en[MACRON]]
があるので、[[ラテン文字]]と併用するときはそちら (または[[結合用]]) を使えばいいのですが...

;; [48] [[Bopomofo]] 以外の [[Big5]] / [[CNS 11643]] の[[非漢字]]も
[[Unicode]] との対応関係は怪しいものが多いようです。

[REFS[
- [32] [CITE[Wayback Machine]], [TIME[2022-10-28T14:07:55.000Z]] <https://web.archive.org/web/20220310001619/https://www.itscj-ipsj.jp/ir/171.pdf#page=7>
- [34] [CITE[[[The Unicode Standard]], Version 15.0 - U02B0.pdf]], [TIME[2022-09-09T19:17:18.000Z]], [TIME[2022-10-28T14:09:17.253Z]] <https://unicode.org/charts/PDF/U02B0.pdf>

]REFS]

-*-*-

[45] 
[[声調符号]]は字母に対して前置したり後置したりします。

[46] 
[[文字入力][IME]]手段として[[注音符号]]を受理するシステムは、
すべての[[声調符号]]を後置で入力させるようです。 [SRC[>>1]]

[47] 
しかし[[文字のレンダリング]]の実装の多くは表示位置を自動で入れ替えたりしてくれないので、
[[HTML]] 等で流通しているデータは[[表示順]]で記述されています。
[SRC[>>1]]

** 注音字母 vs 漢字

[49] [CITE[20151110_2.pdf]], [TIME[2023-09-13T07:09:45.000Z]] <https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10965918/mojikiban.ipa.go.jp/contents/2015/12/20151110_2.pdf#page=1>

[50] >>49
MJ056848
は[[漢字]]ではなく[[注音字母]]であると [[SC2]] で[[CJK統合漢字]]への追加を拒否されたとのこと
([[注音字母]]に新規追加)。

[51] 
それでどうしたかというと、 [[IVS]] <U+20000, U+E0102> として登録。
U+20000 (𠀀)
の[[異体字]]・・・!?
[[Annex S]] 的にこんなのありなんでしょうか?

[53] 
MJ030313 も [[IVS]] <U+20000, U+E0101> として登録されています。
U+20000 (𠀀)
の[[異体字]]・・・!?

[FIG(list short data)[ [52] [[文字]]

:[F[文字]]: [CODE[𠀀]]
:[F[関連]]: [CODE[ㄛ]]

]FIG]

[FIG(list short data)[ [54] [[文字]]

:[F[文字]]: [CODE[𠀀󠄁]]
:[F[関連]]: [CODE[ㄜ]]

]FIG]

[FIG(list short data)[ [55] [[文字]]

:[F[文字]]: [CODE[𠀀󠄂]]
:[F[関連]]: [CODE[ㄮ]]

]FIG]

* フォント

- [63] 
[CITE@en[GitHub - deepin-community/fonts-arphic-uming]], [TIME[2025-02-16T00:13:58.000Z]] <https://github.com/deepin-community/fonts-arphic-uming>
-- [61] [CITE@en[freedesktop.org - Software/CJKUnifonts/Variants]], [TIME[2025-02-16T00:14:02.000Z]], [TIME[2005-12-11T13:55:59.263Z]] <https://web.archive.org/web/20051211135102/http://www.freedesktop.org/wiki/Software_2fCJKUnifonts_2fVariants>
-- [62] 
[CITE[CJKUnifonts]], [TIME[2018-01-22T11:34:54.000Z]], [TIME[2025-02-16T00:14:28.767Z]] <https://www.freedesktop.org/wiki/Software/CJKUnifonts/>

[64] >>61

>There are two variants of the Bopomofo Extensions glyphs used for local languages, like Minnan and Hakka. 

>According to Mr. Yang Qing-Chu (楊青矗), used in modern teaching materials for Hakka and Minnan instead of the original Bopomofo Extensions. These are called MBE. 

>The font package contains both variants. The original font uses stylistic alternatives as defined in the OTF standard. If your application cannot support this, you can patch the font using the provided xdelta file to create a MBE version. You can then install both fonts in parallel. 



* メモ

[1] [CITE@en-GB[Bopomofo on the Web]]
([TIME[2020-10-18T06:44:46.000Z]], [TIME[2020-10-18T08:27:32.558Z]])
<https://r12a.github.io/scripts/bopomofo/ontheweb>

[57] 
[CITE@ja[XユーザーのEgas Moniz-Bandeira ᠡᡤᠠᠰ ᠮᠣᠨᠢᠰ ᠪᠠᠨᡩ᠋ᠠᠶᠢᠷᠠさん: 「Taipei's first 'Western' restaurant is the Bolero 波麗路, founded in 1934. See the katakana ボレロ on the pre-1945 photo; after the war, they put up bopomofo ㄇㄛㄌㄟㄌㄡ (Moleilou). Note how voiced Japanese /b/ sounded closer to Mandarin /m/ than to /p/ (ㄅ; pinyin &lt;b&gt;). 🤩 https://t.co/nv0J3kWVFJ」 / X]], [TIME[午後10:47 · 2024年8月24日][2024-08-24T13:47:21.000Z]], [TIME[2024-08-24T10:56:25.000Z]] <https://x.com/egasmb/status/1827341929433977329/photo/2>


[65] 
[CITE@ja[Xユーザーの拾萬字鏡さん: 「@barutoro あ、いい着眼点ですねぇ…中国では行為現象にも新しい漢字ができています。特に広東語(1枚目、搔くの意味)や閩南語(2枚目、腹這いになる)に多いです。2枚目の字は1990年代に楊青矗氏が作った152の新字の一つですが、彼の造字を品詞別に見ると96字が動詞だったそうです。擬音語や助詞にも造字があります https://t.co/N1jpinhGvO」 / X]], [TIME[午後8:00 · 2025年4月8日][2025-04-08T11:00:26.000Z]], [TIME[2025-04-09T01:30:04.000Z]] <https://x.com/JUMANJIKYO/status/1909561971017670932/photo/2>
