[1] [DFN[[RUBYB[インターネット標準]@en[Internet Standard]]]]
([DFN[Full Standard]]) は、
[[IETF]] の[[仕様書]]の[[状態]]の1つです。

[6] [[IETF]] の[[標準化過程]]の最終段階であり、
[[IETF]] ([[IESG]]) が[[インターネット]]の技術[[標準]]として完成したと判断したことを表しています。

[8] [[IETF]] の[[仕様書]]は [[RFC]] として出版されますが、
所定の手続きを経て何度か [[RFC]] として出版されることを経て[[インターネット標準]]となることができます。

[9] [[RFC]] のすべてが[[インターネット標準]]というわけではありません。
[[標準化過程]]中途の [[RFC]] も、[[インターネット標準]]ではありません。
また[[インターネット]]では [[IETF]] 以外で[[標準化]]された技術が用いられることも多々あり、
それぞれの[[標準化団体]]で[[標準]]と呼ばれることはありますが、
それは[[インターネット標準]]ではありません。

* STD

[5] [[インターネット標準]]には 「[DFN[[[STD]]]] [VAR[n]]」
のような番号が与えられます。

[FIG(short list)[ [7] このウィキに記事の有る [[STD]]
- [[STD 11]]
- [[STD 66]]
- [[STD 67]]
- [[STD 90]]
]FIG]

[10] [[インターネット標準]]は、単独の [[RFC]] で構成される場合もあれば、
複数の [[RFC]] で構成される場合もあります。 [[STD]] 番号は、
いずれの場合も構成する [[RFC]] 全体に与えられるものです。

[11] 改訂時に再割り当てせずに新しい番号が割り当てられる [[RFC]]
とは違って、 [[STD]] の番号は改訂によって変化しません。

* 改訂

[12] [[インターネット標準]]の改訂は、[[標準化過程]]を再始動することになります。
そのため[[インターネット標準]]が古い版 ([[廃止]]された [[RFC]]) になって、
それより新しい版の [[RFC]] は[[インターネット標準]]ではない、
という奇妙な現象が起こります。

[EG[
[13] 例えば [[RFC 822]] の事例を参照。
]EG]

* メモ

[15] [CITE@en[RFC 1311 - Introduction to the STD Notes]], [TIME[2021-01-24T08:17:23.000Z]], [TIME[2021-03-13T09:36:56.245Z]] <https://tools.ietf.org/html/rfc1311>

- [2] 他の IETF の規格同様、インターネット標準にさえ、強制力はありません。インターネット標準に適合することを名乗らない限り、インターネット標準に従わないことには何ら問題はありません。
- [3] それでも、多くの人はインターネット標準を尊重しようとします。インターネット標準はインターネット利用者の総意とは言えないまでも多くの意見を反映させて規格化されるものですし、何よりもそれに従うことによって[[相互運用性]]の向上が期待できるのです。
- [4] しかしながら、逆にこれに従わないことを旨とする人もいます。技術的にインターネット標準に不備があるなどと主張して (その主張は正しいこともあれば、間違っていることもありますが。) あえて従わないのなら、それはそれで致し方ない。そうではなく、[[プロトコルの脱共有化]]などと称して、意味も無く (あるいは[[自己中]]な) 理由で従わない人もいます。言わずと知れた [[M$]] です。

[14] [CITE@en[RFC 6410 - Reducing the Standards Track to Two Maturity Levels]]
([TIME[2011-10-11 10:09:41 +09:00]] 版)
<http://tools.ietf.org/html/rfc6410>