[1] [DFN[[CITE[影鷹]]]]
は、
[[平成時代]]中期の[[日本]]で開発され使われていた[[縦書き]]表示の [[WWWブラウザ]]です。

[REFS[

- [2] [CITE[[[影鷹]] (kagetaka.org)]] <http://www.kagetaka.org/>

]REFS]

[11] 
当時既に[CITE[[[JustView]]]]や[CITE[[[Internet Explorer]]]]が
[[Web頁]]の一部分を[[縦書き]]表示する機能を実装していましたが、
それらは[[著者]]が[[Webブラウザー]]に[[縦書き]]表示するべき部分を指定する機能で、
それ以外は[[左横書き]]表示のままでした。

[12] 
対して[CITE[[[影鷹]]]]はすべての[[Web頁]]を[[縦書き]]表示する挑戦的な仕様でした。
当時の [[HTML]] や [[CSS]] には[[デフォルト]]の[[書字方向]]の明確な規定がなく、
[[欧米]]発祥という歴史的経緯だけを理由に[[左横書き]]表示されてきました。
しかし [[HTML]] 仕様は[[表現と構造の分離]]を謳っており、
[[CSS]] は[[利用者エージェントスタイルシート]]と[[著者スタイルシート]]の[[cascading]]を定めていましたから、
[CITE[[[影鷹]]]]のような仕様も当然あり得るものでした。

;; [13] [[HTML]] や [[CSS]] に「デフォルトの画面幅」の規定がなく、
[[デスクトップブラウザー]]で見るか[[スマートフォンブラウザー]]で見るかで画面幅は端末に応じて任意に決まるように、
横書きブラウザーで見るか縦書きブラウザーで見るかによって横書きになったり縦書きになったりする
(見る人の好みでどちらのブラウザーでも選べる)、
という史実とはちょっと違ったウェブもあり得たのかもしれません。


[10] [CITE@ja[ダウンロードファイル一覧 - 影鷹 - OSDN]], [TIME[2022-08-31T03:22:54.000Z]] <https://ja.osdn.net/projects/kagetaka/releases/>

- [3] [WEAK[2003-10-18 08:34:55 +00:00]] ''[[名無しさん]]'': 現時点ではまだ [[HTML4]] の多くの機能と [[CSS]] のごく一部にしか対応していませんが、今後に期待できそうです。
- [4] 特徴は何と言っても縦書き表示ですが、特に[[画像]]が[[90度回転][回転 (書字方向)]]する辺りに注目したいですね。

[5]
[CITE[縦書きブラウザ影鷹]]
<http://pc7.2ch.net/test/read.cgi/software/1152014216/>


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[6] [CITE[影鷹 (kagetaka.org)]]
([TIME[2005-10-10 22:27:23 +09:00]] 版)
<http://www.kagetaka.org/>
]FIGCAPTION]

> 2005/10/10
> 影鷹のバナーを追加しました。実際の影鷹の方ですが、内部的に改造しやすいように分解したきり、そのままになっています・・・。今年末くらいまで忙しく、しばらくリリースできそうにありません。申し訳ございません。開発は続けるつもりですので、気長にお待ちくださるようお願いいたします。

]FIG]

[7] まだちゃんとサーバーあった! すごいな! [TIME[2022-08-30T14:50:32.300Z]]

[8] 20年経つ(!)ともう使い物にならんと思うけど、
[[Web]] の[[縦書き]]の記念碑的存在ではあるのよね

[9] 関連:
[[書字方向モデル]],
[[傍線]],
[CODE[ruby]]