[1] 
[DFN[太歳]],
[DFN[太陰]],
[DFN[歳陰]]は、
[[支那天文学]]において[[歳星]] ([[木星]])
と対になる架空の[[天体]]です。

[HISTORY[

[2] 
[[太歳]] と [[太陰]] = [[歳陰]]を別物と考える学説が[[清]]の頃にありましたが、
現在は否定されています。
[SEE[ [[太陰紀年法]] ]]

]HISTORY]

[3] [[十二支]]を用いた[[紀年法]]のために使われました。[[木星紀年法]]を参照。

-*-*-

[7] [[歳星]]と[[太歳]]を同義とする [SRC[>>5]] のは誤りです。 [SRC[>>6]]

[8] 
ただ実用上は、[[現行干支紀年法]]の普及以後[[歳星]]と[[太歳]]の違いがあまり意識されることなく利用されてきた実情があるようです。
[[歳在]]や[[歳次]]のような表現は、元来[[太歳]]の意味だったことが古い用例から明らかですが、
次第に一々[[太歳]]とは書かれなくなっています。
[SEE[ [[太歳在]] ]]

[9] 
また、[[木星]]にも[[太歳]]にも[[青龍]]が割り当てられ、
[[歳次]]などのかわりに[[青龍]]や[[竜集]]のように表記されるように至っては、
どのような理解のもとで使われたものかますます不明瞭です。

[11] 
[[紀年法]]の専門家であっても古代支那を対象としない場合には、
[[木星]]を[[歳星]]と呼んでその所在を[[紀年]]に用いたことと[[歳在]]、
[[歳次]]などと書いて[[干支紀年]]としたことを素朴に結合して解説している場合があります。
[SRC[>>10]]
[[古代支那]]における[[木星紀年法]]の説明としては不十分で、
[[歳星]]と[[太歳]]の明瞭な区別を欠くと非難され得ますが、
[[現行干支紀年法]]の成立後の実態の説明として不正確、不適切とまではいえないと思われます。


[REFS[

- [10] 
[TIME[2024-12-24T06:31:42.400Z]]
<https://toyo-bunko.repo.nii.ac.jp/record/4756/files/gakuho01_41-3-02.pdf>
- [4] 
[CITE@ja-JP[[[諸橋轍次]]著作集 第9巻]], [[鎌田正, 米山寅太郎 編集]], [TIME[1975]], [TIME[2024-11-28T09:48:19.000Z]], [TIME[2024-12-24T06:16:29.728Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/12291014/1/131?keyword=%E5%A4%AA%E6%AD%B3> (要登録)
-- [5] [CITE[十二支物語]]
- [6] 
[CITE@ja-JP[宇宙動物園 : 干支のルーツを探る]], [[中村清兄]], [TIME[1983.9][1983]], [TIME[2024-11-28T09:48:19.000Z]], [TIME[2024-12-24T06:16:55.765Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/12282288/1/123> (要登録)

]REFS]


