[1] 
[[文字]]や[[文字列]]の上下左右に線を引く表現は、
いろいろな言語や分野でいろいろな意味で使われています。


* 呼称


[2] 「[[アンダーバー]]」は[[低音]]で読みます。



[34] [CITE@ja[_をアンダーバーと呼ぶのは[[昭和]]世代のおっさんだけだと聞いてショックを受けてる「な・・・なんだってー!!」 - Togetter]], [TIME[2021-12-03T11:55:44.000Z]] <https://togetter.com/li/1810709>

[35] >>34 最初に言い出した人は根拠を何も示していないし、
反応ツイートやコメントにそれと矛盾する証言が多い。
[[デマ]]とみて良さそう。
(途中で出てくる「アンダーバーは[[和製英語]]」説も同じ理由で極めて疑わしく、
[[デマ]]の可能性が高い。)

[36] 
文字には正式な名前がある、という前提を持っている人が多そうに見えるが、
誰一人その「正式な名前」の根拠を示せないというのもおもしろい。




* 用法

[28] 
[[上代特殊仮名遣]]の表記に左右の[[傍線]]が使われることがあるそうです。

[45] 
[[C#]] の [[JIS]] (日本語) では、 [[ISO/IEC]] (英語)
で[[太字]]になっている部分を下線で表しています
[SRC[[[JIS X 3015]]:2005 2.]]。



[32] [CITE@zh[专名号 - 维基百科,自由的百科全书]], [TIME[2021-11-01T08:44:18.000Z]], [TIME[2021-11-15T08:56:03.280Z]] <https://zh.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%93%E5%90%8D%E5%8F%B7>

[38] [CITE@ja[Wiktionary:アイヌ語のカナ表記 - ウィクショナリー日本語版]], [TIME[2022-05-09T02:06:55.000Z]], [TIME[2022-05-23T02:15:29.951Z]] <https://ja.wiktionary.org/wiki/Wiktionary:%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C%E8%AA%9E%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%8A%E8%A1%A8%E8%A8%98#h-%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E8%A1%A8%E8%A8%98-%E8%A8%98%E8%BF%B0>


>3. 下罫線付き (<u>下罫線</u>)
>4. 上罫線付き (<u style="text-decoration:overline;">上罫線</u>など)
>5. 上枠線付き (<span style="border-width:1px;border-top-style:solid;">上枠線</span>など)

>HTMLの場合でも、罫線と枠線(下記の例では赤色)では文字からの距離が異なるため併用することが可能で、
>[SNIP[]]
>などと、アキュート・アクセントに対応するカナをマーキングする上線と高アクセント部分に該当する上線との両方を併記することもできる。 

[39] 
>>38 他では見たことがない謎の「罫線」と「枠線」の使い分けが何の断りもなく
(いや、この [[HTML]] ソースの併記が「断り」なのか?)
出てきて当たり前のように説明されてるのやばい。


[40] 
「文字からの距離が異なる」
とか [[HTML]] ないし [[CSS]] のどこの何の規定を根拠にしてるのか謎
([[padding]] 次第?)



** 文字列の下線

[3] 
[[強調]]する部分や注意を引くべき部分などに[[下線]]を引くことがあります。

;; [4] [[HTML]] では [CODE[strong]] や [CODE[mark]] に相当します。

[7] [[ハイパーリンク]]には[[下線]]を引くのが慣例となっています。

[22] [[学名]]は[[斜体]]で表記するのが普通ですが、
簡易的に[[下線]]で表すこともあります。

[6] 明治期の日本語文でカタカナ書きの場合に、外来語固有名詞等片仮名の単語がまじるとき、
(「...」で括るのではなく) 縦書きの右側に傍線を引く形が採られることがありました。

;; 例えば[[官報]]が採用していました。

[23] ある人の[[論文]]リストを示すとき、
各[[論文]]の[[著者]]名リストのうちその人の名前部分に[[下線]]を引いて示すことがあります。

;; [CODE[strong]] や [CODE[mark]] を使うという選択もあり得ます。

[9] [[見出し]]や[[表]]の見出し[[こま]]を表すのに[[下線]]を引くことがあります。

;; [10] [[HTML]] では [CODE[h1]] や [CODE[th]] などに相当します。

[60] 
配置と太さについては [CODE[underlineThickness]] 参照。

** 下線文字

[SEE[ [[[CH[_]]]] ]]

[8] [[プログラミング言語]]の[[識別子]]などで [CH[_]] は[[語境界]]の
[CC[U+0020]] の代替としてよく使われます。

[29] 
[[ISO/IEC 646]]
は
[CH[_]]
の[[重ね打ち]]で[[下線]]を記述できるとしていました。
[SEE[ [[重ね打ち]] ]]

[61] 
[[OpenType]] では [CH[_]] と[[文字列]]の[[下線]]の[[太さ]] (と[[打ち消し線]]の[[太さ]])
は一致するべきとされます。
[SEE[ [[underlineThickness]] ]]

** 音節化

[55] 
[CITE[彰考館旧蔵アイヌ語テキスト「蝦夷チヤランケ並浄瑠理言」について - 109_PL31-58.pdf]], [TIME[2019-05-08T06:02:50.000Z]], [TIME[2023-10-23T04:07:23.719Z]] <https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/34038/1/109_PL31-58.pdf#page=24>

** マクロン

[SEE[ [[マクロン]] ]]

** 文字列の上線

[62] [[Nomina Sacra]]

** 2字をつなぐ


[63] [CITE@ja[Xユーザーの𫇰國音之字さん: 「1815年からサイゴンから順化(フエ)へくる道で嵐に逢ひ日本へ漂流した郵有杯と安南人等のことを張登桂というものが記録したものでります。 「其錢文交化華字を別す、而して該国字体、則ち高綿(カンボヂア)に類す」国字体って平仮名のことかな?貨幣に該まれたから横で書かれたか https://t.co/eV17yajkAP」 / X]], [TIME[午前6:57 · 2025年12月25日][2025-12-24T21:57:58.000Z]], [TIME[2025-12-26T01:57:47.000Z]] <https://x.com/mun_ghion/status/2003948290971484515/photo/1>

縦書き

** 外来語

[64] 
[CITE@ja[Xユーザーの𫇰國音之字さん: 「20世紀カトリック教会チュノム文章の外来語である聖名詞 羝趨溪蛚 Giê-su Khê-rít (イエス・キリスト) 羝遊沙廉 Giê-ru-sa-lem (エルサレム) 𪘵 Giăng (洗礼者ヨハネ) 繄差 Êsai (イザヤ) 法𠵽尖 phép báp tem (洗礼) 那車冽 Na-xa-lét (ナザレ) 哥離梨 Ga-li-lê (ガリラヤ) https://t.co/oBqVhzEhAp」 / X]], [TIME[午前9:57 · 2025年12月23日][2025-12-23T00:57:09.000Z]], [TIME[2025-12-26T01:57:47.000Z]] <https://x.com/mun_ghion/status/2003268608068321404/photo/1>

縦書き


* 書字方向と傍線

[13] 
[[JIS X 4051]]
には[[横書き]]の[[傍線]]が上か下と書いてあるけど、
上に引くことなんてあるのでしょうか。
見たことがないです。



[52] [CITE[A01_mon.pdf]], [TIME[2012-08-17T12:37:40.000Z]], [TIME[2022-08-24T02:40:37.018Z]] <http://hkuri.cneas.tohoku.ac.jp/articles/roncho/A01_mon.pdf#page=16>

[[蒙古文字]][[左上縦書き]]。たまに
([[時計回り90度回転]])
[[ラテン文字]]、[[欧州数字]]混じり。

[[蒙古文字]]には[[右線]]。[[ラテン文字]]には[[下線]] (ページに対して左側)。



** 縦書き


[19] 
[[JIS X 4051:2004]]
は[[傍線]]を[[縦書き]]の右にも左にも引けるとしていました。

[16] 
[[JIS X 4051:2004]] 5.8 備考によると、
[[漢文]]で[[傍線]]をつけるときは、
[[読み仮名]]・[[送り仮名]]、[[圏点]]をつけない側につけます。
両側についている場合には、つけられません。
[[圏点]]は右側、傍線は左側とします。

[20] 
[[現代日本語]]の[[縦書き]]の普通の文章に[[傍線]]を引くことは案外ありません。
[[ポスター]]や[[表紙]]絵ではまま見かけますが、
一部語句の注意を引くためよりは全体を目立たせるなどの視覚効果が重視されているように見受けられます。

[21] 
[[国語科]]の試験問題で「傍線部」を表すためにはよく用いられます。

[5] 
[[CSS]] では[[横書き]]の[[下線]]は[[縦書き]]の[[右線]]に相当するような扱いになっているようです。


[26] 
[[ハイパーリンク]]に[[下線]]を引くことと、[[下線]]が[[右線]]になること、
[[縦書き]]の[[英数字]]が[[時計回りに90度回転]]されることが組み合わさると、
不思議なことが起こります。

>
[VRL[
これは [U[https://URL.example/ が含まれたリンク]]の文です。
]VRL]

... のように、[[英数字]]の下側ではなく上側に
「[[下線]]」
が引かれることになります。

「回転させてから「下線」を引く」
のではなく
「「下線」を引いてから回転させる」
と考えると

>
[VRL[
これは [L[[U[https://URL.example/]]]] [U[が含まれたリンク]]の文です。
]VRL]

... となるのでしょうが、1本の「下線」が左に行ったり右に行ったりするのも、
これまた奇妙です。

[27] 
この[[ウィキ]]は[[縦書き]]で[[傍線]]を左側に引くのをデフォルトにしています。

>
[VRL[
これは [[https://URL.example/ が含まれたリンク][傍線]]の文です。
]VRL]



[11] [CITE@ja[女子高生声優・橋本ゆすらの攻略法 | 書籍情報 | 電撃文庫・電撃の新文芸公式サイト]], [TIME[2020-10-30T22:41:34.000Z]], [TIME[2020-10-31T02:41:54.670Z]] <https://dengekibunko.jp/product/322003000214.html>


縦書き、左傍線

[12] [CITE@ja[君が、仲間を殺した数 -魔塔に挑む者たちの咎- | 君が、仲間を殺した数 | 書籍情報 | 電撃文庫・電撃の新文芸公式サイト]], [TIME[2020-10-30T22:50:01.000Z]], [TIME[2020-10-31T02:43:32.297Z]] <https://dengekibunko.jp/product/mato/322006000037.html>

同じ文庫、同じような構図で縦書き右傍線

[14] 
[[竪点]]代用

[15] 
[[JIS X 4051:2004]] 5.8
によると、
[[送り仮名]]、[[返り点]]は[[傍線]]の対象となる長さには算入しません。



[17] [CITE@ja[EPUBで縦書きや組版を綺麗に表示する電子書籍ソリューション | BPS株式会社]], [TIME[2020-11-07T08:44:28.000Z]] <https://www.bpsinc.jp/epub.html>

>
[VRLBOX[
[U[[YOKO[24]]年[YOKO[4]]月[YOKO[25]]日]]
]VRLBOX]

全体に[[右線]]

[18] [CITE[「JICA海外協力隊って何してるの?」現役隊員に話を聞いた、現地の人と共に成長する素晴らしさ | TABIPPO.NET]], [TIME[2020-11-16T08:47:58.000Z]] <https://tabippo.net/jica-01/>

右線

[30] 
[[T.61]]
は、
[[横書き]]の[[下線]]が[[日本語]]の[[縦書き]]では[[右線]]、
[[中文]]の[[縦書き]]では[[左線]]になるとしていました。

[31] [CITE@ja[アクル㌠さんは[[Twitter]]を使っています 「井口裕香のむ~~~ん、はじまた。 #muuun #agqr https://t.co/YmXEyF9B4P」 / Twitter]], 午後10:01 · 2021年6月28日 [TZ[+09:00]], [TIME[2021-09-08T08:38:48.000Z]] <https://twitter.com/ACTc21/status/1409497065302810625/photo/1>

[[超A&G+]]の番組内で表示された画像 (手描き)

[[右上縦書き]]、右傍線。[[縦中横]]部分だけ[[下線]]。

[33] [CITE[89_KJ00003672642.pdf]], [TIME[2021-11-28T02:44:01.000Z]] <https://www.jstage.jst.go.jp/article/shigaku/89/1/89_KJ00003672642/_pdf/-char/ja#page=12>

凡例表示のため空白に左線 ([[上縦書き]])。

[53] 
[CITE[a65_mon.pdf]], [TIME[2015-03-28T02:48:38.000Z]], [TIME[2022-08-29T07:17:56.144Z]] <http://hkuri.cneas.tohoku.ac.jp/articles/roncho/a65_mon.pdf#page=3>

[[左上縦書き]][[蒙古文字]]文。[[右線]]。

[54] 
[CITE[[[影鷹]] : 影鷹とは?]], [TIME[2005-05-09T11:53:18.000Z]], [TIME[2022-08-31T03:16:03.001Z]] <http://www.kagetaka.org/whatsthis.html>

[[縦書き]]表示 [[Webブラウザー]]。[[ハイパーリンク]]の[[下線]]は[[左線]]として表示。

** 斜め書き

[SEE[ [[斜め書き]] ]]

* 小書きと傍線

[37] [CITE[01_江口泰生.indd - hss_037_095_0112.pdf]], [TIME[2020-08-06T13:28:51.000Z]], [TIME[2022-01-27T04:24:21.887Z]] <https://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/files/public/5/52380/20160528120147178040/hss_037_095_0112.pdf>

[[左横書き]]の引用文 (おそらく原文は[[上縦書き]])。
[[日時表示][東洋の日時表示]]中、[[十二支年]]を表す[[下付き]]
(おそらく原文は[[右付き]])
[[小書き]]文字を含む[[文字列]]に[[下線]]が引かれている。
[[下線]]は[[小書き]]部分以外一直線になっているが、
[[小書き]]部分だけ分断され当該文字に合わせて[[下線]]が引かれている。

* ルビと傍線

[SEE[ [[ルビ]] ]]

* 傍線と傍点

[SEE[ [[傍点]] ]]

* 傍線と構造

[43] >>42 p.171 [CITE[権記]] 長徳4年10月24日条からの[[引用]] ([[明朝体]]):

>> 
[VRL[
[SNIP[]][U[年不当之人]]、雖[SUB(smaller inline)[レ]]参、[U[不[SUB(smaller inline)[レ]]著[SUB(smaller inline)[二]][BR[]]陣座]][SUB(smaller inline)[一]]、被[SUB(smaller inline)[レ]]候[SUB(smaller inline)[二]]殿上[SUB(smaller inline)[一]]
]VRL]

[44] [[漢文]]の一部に[[右線]]。[[返り点]]の部分も含め直線が引かれている。
意味上の区切りを重視すれば[[返り点]]の「一」にも[[右線]]がかかるべきだが、
その直前の[[親文字]]までで終わっている。

[REFS[
- [41] [CITE[[V[[[新陰陽道叢書]] 第一巻 古代]]]]
-- [42] [CITE[[V[古代陰陽道の占いと物忌]]]], [[[V[中島和歌子]]]],
pp.137-183
]REFS]

[50] 
>>49 p.216 [CITE[日本語学辞典]], [TIME[1990]] の[CSECTION[省文]]からの引用
([[明朝体]])

>
[VRL[
〈[U[抄物書]][LINES(smaller)[しょうも][つがき  ]]〉[U[とは似て非]]。〈釈〉は〈釋〉の抄物書である。[SNIP[]]
]VRL]

[51] [[傍線]]は本書で引用して付されたもの。


[REFS[
- [46]   
[CITE[[L[日本略字体史論考]]]],
[[[L[菊地恵太]]]],
[L[2022年1月31日初版第1刷発行]]
-- [47]   
[CITE@ja-jp[[[日本略字体史論考]] (日本語学会論文賞叢書 2) | 菊地 恵太 |本 | 通販 | Amazon]], [TIME[2022-06-29T12:13:52.000Z]] <https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4838607660/wakaba1-22/>
-- [48] 後記: [V[令和三年五月]]
-- [49] 
[CSECTION[[V[第十一章  いわゆる「抄物書」の位相]]]],
pp.209-233,
初出: [V[二〇一八󠄂]]

]REFS]



* 文字

[SEE[ [[上下左右線の文字]] ]]

* メモ



